いよいよ松木玖生が覚醒の時を迎える!Jでの圧倒的な存在感を置き土産にいざU-23アジアカップへ
松木玖生(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
冨安健洋や遠藤航を筆頭に、怪我で離脱中ではあるが久保建英や三笘薫など注目すべき日本人選手は非常に多いが、いよいよ覚醒を迎える若き逸材がJリーグに存在する。
FC東京に所属する松木玖生(20)だ。
パリ・オリンピック出場を懸けたU-23アジアカップのU-23日本代表メンバーとして選ばれており、主力として活躍が期待されている。
Jリーグでの圧倒的な存在感を置き土産にU-23アジアカップへ
元々能力が高く、高卒でFC東京のスタメンを勝ち取った松木だが、Jリーグやアンダー世代の国際大会を数多く経験したことにより確実にその実力は高まっている。
4月30日で21歳になる松木は、いよいよ本格的に「覚醒の時」を迎えている。
4月3日に行われた浦和レッズとの一戦では、今季初得点となるボレーシュートを決めた。
さらに4月7日に行われた鹿島アントラーズとの一戦では、仲川輝人へ素晴らしいクロスを送り得点をアシスト。
アディショナルタイムには原川力の得点もアシストし、見事チームを連勝に導いた。
アントラーズ戦後には、「ヒートマップ」の広さも大きな話題となった。
比較対象となった日本代表MF佐野海舟もピッチを縦横無尽に駆け回った素晴らしいヒートマップだったのだが、松木のヒートマップはそのさらにワンランク上であることが一目瞭然だったのだ。
走行距離はなんと12.8km(スプリント回数12回)にも及び、相手陣内でのパス成功率も75%、チャンスクリエイト6回とそのプレー内容も圧倒的だった。
代表で3番手争いを演じている佐野海舟よりもインパクトあるプレーを見せた松木は、もはや若手世代でトップの選手へと変貌を遂げているのだ。
U-23アジアカップでは、U-23中国代表、U-23UAE代表、U-23韓国代表といったアジアの強豪とグループステージで対戦することになる。
グループステージ突破だけではパリ・オリンピックの切符は手に入らず3位以内(4位ならギニアとのプレーオフ)に入らなければならない。
覚醒の時を迎えた松木はU-23日本代表をオリンピックに導くことができるのか、そのプレーに注目しよう。
U-23日本代表のアジアカップ初戦は4月16日となっている。
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