2連勝中のパターを大胆チェンジ 岩井明愛と“新スパイダー”【2023年下半期の1ショット】
2023年下半期は、ツアー界でどんな話題があったのか? ALBA Net恒例のライブフォトで閲覧された写真の上位20位を抽出し、それぞれ振り返ってみたい。今回は史上3人目の快挙に挑戦した岩井明愛の調整シーンより。
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2007年の全美貞(韓国)、19年の鈴木愛以来となる3週連続優勝へ挑戦した岩井明愛。大一番の「日本女子オープン」で練習ラウンドを行った岩井明愛の手には、見慣れないパターが握られていた。
「めちゃくちゃかっこいい。クラブを選ぶ時に『かっこいい』のも基準なんです」
会場に登場したばかりのテーラーメイド『スパイダーX』の新モデルに“一目惚れ”。エースパターの『スパイダーX カッパーホワイトスモールスラント』から即チェンジを決めた。勝負所で直ドラを敢行するなど強心臓ぶりが話題となっていた岩井だが、ナショナルオープンで2連勝中のパターを躊躇(ちゅうちょ)なく変更できるあたり、やはり度胸が据わっている。
飛ぶ鳥を落とす勢いの岩井が下した大胆な決断。さらに日本未発売のモデルだったこともあり、ファンの関心を大いに集めた。14位タイで快挙こそ逃したが、初日は「67」で首位タイ発進を決めるなど、その適応力の高さを見せつけた。
2023年は3勝を挙げて、年間女王レースでも山下美夢有、申ジエ(韓国)とし烈な争いを繰り広げた。類いまれな才能を持つ大器。妹の千怜とともに、来季も日本ツアーを盛り上げていく。
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