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“日本一パットが入る男”片岡尚之が3季連続で上位ランクイン【2023年スタッツ振り返り】

プロ転向後3年連続でトップ2を外さなかった片岡尚之(撮影:鈴木祥)

2023年シーズンの国内男子ツアーは全26試合が終了。そんな1年をスタッツで振り返り、今年活躍した選手たちにスポットライトを当てる。今回は『平均パット』で2位にランクインした片岡尚之を見てみよう。

平均パットはパーオンしたホールでの1ホール当たりの平均パット数。単純にパッティングが上手いだけではなく、ピンに絡めて上りのラインを残すなどショット力も求められる。そんなショットとパットの実力を測られる同部門で1位になったのはアンソニー・クウェイル(オーストラリア)の『1.7077』で、2位が片岡の『1.7102』、3位の清水大成が『1.7191』だった。

片岡はルーキーとして迎えた20-21年シーズンに1位、22年シーズンに2位と、プロ転向後3年連続でトップ2を外していない“日本一パットが入る男”。左手が下、右手が上のクロスハンドグリップで握り、左手の親指と人差し指でグリップを挟んでガッチリ押さえるのが“片岡流”。この持ち方でフェースをブレないようにスクエアを保っている。ちなみに、1ラウンド当たりの平均パット数は『27.049』を記録し、2年連続で1位となった。

片岡は昨年の11月から大幅なスイング改造を行った。そのなかで挑んだ今季は全26試合に出場し、初めて予選を通ったのは6戦目の「ミズノオープン」。その後も予選は通ってもなかなか上位に入れない試合が続いた。

それでもスイングが落ち着き出すと、7月の「長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップ」ではトータル20アンダー・2位タイ、9月の「フジサンケイクラシック」でトータル4アンダー・2位と、優勝争いに絡むようになった。最終的に賞金ランキング19位に入り、プロ転向後3シーズン連続でシード権をつかんだ。

【2023年平均パット数 トップ10】
1位:A・クウェイル(1.7077)
2位:片岡尚之(1.7102)
3位:清水大成(1.7191)
4位:中島啓太(1.7231)
5位:小斉平優和(1.7294)
6位:金谷拓実(1.7295)
7位:前田光史郎(1.7305)
8位:松本将汰(1.7336)
9位:永野竜太郎(1.7342)
10位:谷原秀人(1.7351)

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