「この2週間は本当に特別な時間になった」 ウーストハウゼンが2週連続V! LIV旋風継続中で年内は終了へ
<アフラシアバンク・モーリシャスオープン 最終日◇17日◇ヘリテージGC(モーリシャス)◇7331ヤード・パー72>
今年最後のDPワールド(欧州)ツアー、モーリシャス島で開催された「アフラシアバンク・モーリシャスオープン」はルイ・ウーストハウゼン(南アフリカ)が最終日に「69」をマーク。トータル17アンダーでローリー・キャンター(イングランド)を2打差でかわし、マンデーフィニッシュだった母国・南アフリカの「アルフレッド・ダンヒル選手権」に続く2 週連続勝利を飾った。
ウーストハウゼンが1打リードで迎えた最終日だが、序盤は不調だった。4番、5番で連続ボギー。しかしすぐさまリズムを取り戻すと6番から6つのバーディ、最終18番パー5も約1メートル半を沈めてバーディフィニッシュ。グリーン上に子供たちが駆け寄りシャンパンシャワーに沸いた。
2週連続Vはウーストハウゼンにとっても「自身初」の快挙、コースはウーストハウゼンにとってはホームだったという。
開催コースのヘリテージGCの「ラ・リザーブゴルズリンクス」はこの12月にオープンしたばかり。インド洋に浮かぶモーリシャスで初のコンテンポラリーなコースとして誕生したたが、その共同コース設計家としてウーストハウゼンの名前が刻まれている。
「実はコースが造られるとき、デザインを手伝ったんだ。だからここに来たときは自分のホームのように感じた」とウーストハウゼン。「コースはまた新しいけれど、すばらしく仕上がっていた。ここまでできたのはたくさんのスタッフの努力があったから、感謝したい」と感無量だった。
2010年、セントアンドリュース・オールドコースでの全英オープンを制したウーストハウゼンは現在41歳。2022年からはLIVゴルフで戦っている。これで欧州ツアーの24年シーズンは開幕から2戦はディーン・バーメスター(南アフリカ)が勝利し、3、4戦目はウーストハウゼンと4週連続でLIVゴルフ勢の勝利が続いている。次戦は年明け1月11日に開幕する「ドバイ招待」となる。
「この2週間は本当に特別な時間になった。また同じことができることを願っている」と勝利を喜んだ。(文・武川玲子=米国在住)
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