シン貧打爆裂レポート『XXIO X アイアン』

注目ポイント

ダンロップが、2023年12月9日に発売した『XXIO X アイアン』を試打しました。

2年振りにフルモデルチェンジした新しい『XXIO X アイアン』です。というのは、『XXIO 12 アイアン』や、同時発売の『XXIO 13 アイアン』は、名称で最新版が、わかりますが、『XXIO X アイアン』は、2年前のクラブも『XXIO X アイアン』で、中古市場には別の『XXIO X アイアン』も存在していて、名称では判別がつかないからです。

ちなみに、『XXIO X アイアン』は、どれも同じではなく、歴代の『XXIO X アイアン』は、かなり違うアイアンになっています。今回紹介するのは、2023年12月発売の『XXIO X アイアン』です。同じだろうと高をくくって、別のバージョンを購入する参考にしても良いことはありませんので、ご注意をしてください。

『XXIO X アイアン』のコピーは“薄肉鍛造フェースと「MAIN FRAME」構造に、大型高比重タングステンニッケルウエイトにより高弾道で大きな飛び。シャープな形状で打ちやすいゼクシオ エックス アイアン。”です。

色々なテクノロジーを駆使して、“高弾道で大きな飛び”を獲得して、シャープな形状で“上級者の好み”に仕上げたけれど、「打ちやすい」のが『XXIO X アイアン』というわけです。

『XXIO X』というブランドは、『XXIO』と『スリクソン』の中間というイメージを持っている人が多いと思います。コピーを見る限り、具体的なイメージはわかりません。大注目ポイントは、ズバリ、シャフトなのです。

『XXIO X アイアン』の純正シャフトは二種類。カーボンは「Miyazaki AX-3」という上級者向けのシャフトです。このシャフトはSフレックスであれば、かなりハードヒッターでも使えます。面白いのは、SR、Rフレックスまであることです。上級者オンリーに限定して開発されるアイアンにRフレックスはないのです。つまり、カーボンシャフトを見る限り、ハードヒッターから非力なゴルファーまでもフォローするようです。

次に、スチールシャフトです。「ダイナミックゴールド 95」なのです。見えてきます。明確なターゲットが。しっかりとクラブを振れるのだけど、重いシャフトはちょっと辛いというゴルファー向けなのです。このシャフトは、そういうゴルファーに向けての最新のシャフトです。オールドからヤングまで、ピッタリなゴルファーは確実に存在します。

『XXIO X アイアン』は、どんなクラブなのか?
できるだけゼクシオだと意識せずに、試打をしてみました。

試打した日は、晴れで、気温は10℃~19℃。微風でした。
『XXIO X アイアン』の番手は6番~9番、PWの5本。シャフトは「Miyazaki AX-3」のRフレックスでした。使用したボールは、使い慣れてクラブだけの影響に集中できる『TOUR B X』です。

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