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佐野海舟(写真:SportsPressJP/アフロ)

いよいよ今夜シリア戦!日本代表のボランチ争いに突如現れた佐野海舟は2戦連続アピール成功なるか

佐野海舟(写真:SportsPressJP/アフロ)
11月21日、北中米W杯アジア2次予選「シリア代表対日本代表」の一戦がサウジアラビア・ジッダで行われる。

ミャンマー戦に出場しなかった久保建英や冨安健洋、遠藤航、菅原由勢、伊東純也といった主力が出場する可能性が高いが、日本代表に現れた新たなボランチの逸材にも注目が集まる。

年代別代表とは無縁であったにもかかわらず日本代表に招集され、ミャンマー戦で素晴らしいプレーを披露した佐野海舟(鹿島アントラーズ)だ。

佐野海舟は日本代表の熾烈なボランチ争いで3番手争いができるほどの逸材

日本代表におけるボランチのポジションは、キャプテンの遠藤航と守田英正が絶対的存在だが、それ以外にも実力者がひしめいている。

旗手怜央や田中碧、伊藤敦樹の3選手が3番手争いをしているが、鎌田大地もボランチで出場できるため、非常に層の厚いポジションであるといえる。

しかし、佐野海舟はその3番手争いにいきなり加わり、さらには彼らからリードを奪う可能性を秘めているのだ。

まずは選手としてのレベルが非常に高いことが挙げられる。

ボール奪取能力はJリーグではナンバーワンと言っても過言ではなく、おそらく現時点でも欧州で通用するレベルだろう。

運動量もあり1つのプレーで終わらない連続したプレーもできる。

足元のテクニックも守備系ボランチとしてはかなり高く、縦への推進力もある。

ミドルシュートの技術やフィニッシュに絡んでいく動きは改善の余地はあるものの、現時点でも能力的に3番手争いに加われるレベルだ。

しかも佐野は22歳と若く、今後さらに成長する可能性を秘めている。

世代別代表の経験がなく、当然ながら欧州レベルでのプレー経験がほぼない。

いわば伸びしろがかなり大きい選手でもあるわけだ。

実際にミャンマー戦の後半だけでも、守田英正などのプレーから欧州レベルのプレーを吸収している。

久保建英や伊東純也、上田綺世、冨安健洋、遠藤航といった欧州レベルでのプレーが当たり前となっている選手たちとの練習だけでも成長に繋がっていることだろう。

今後ブンデスリーガやベルギーリーグのクラブに移籍し経験を積み、尚且つ日本代表に定着できれば、確実にワンランク上の選手となるはずだ。

守備の強いボランチは遠藤が圧倒的であり、2番手がいない状況だ。

そういった意味では、日本代表にとっても非常に重宝する選手であるといえるだろう。

シリア戦は守田英正と遠藤航のレギュラー2人がスタメン濃厚であるため、後半途中からの出場となるだろう。

果たして佐野はミャンマー戦を超えるインパクトを残すことができるのか、そのプレーに注目だ。

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