体調、ヒザの故障に悩まされ…三ヶ島かながシード喪失 複数年シード保持も最終QTは「受けようと思っています」
<大王製紙エリエールレディス 最終日◇19日◇エリエールゴルフクラブ松山(愛媛県)◇6575ヤード・パー71>
2年前のメジャー大会「JLPGAツアー選手権リコーカップ」を制した三ヶ島かなが、17年に初めて手にし、ここまで守り続けてきたシードを喪失した。逆転シード入りには最低でも『単独2位以上』が条件だったが、トータル1オーバー・53位タイで終戦。メルセデス・ランキング(以下MR)も66位に沈み、シード圏内の50位以内を逃した。
今大会の最終日も「体調が良くなかった」と、ラウンド後は声も出しづらそうな状態。「74」とスコアを落としてのフィニッシュになったが、この体の不具合こそ今年を象徴するものだった。
調子が上がらなかった大きな原因は、3月に負った左ヒザじん帯損傷の影響。半年間、テーピングを巻きながらのプレーを余儀なくされ、それが外れた後も「感覚の狂い」をすぐに戻すことはできなかったと話す。「1年を通して体調が良くなかった」。ゴルフに集中することすら難しい日々を過ごしてきた。
リコーカップ優勝で3年間の複数年シードを保持しているが、28日から静岡県・葛城ゴルフ倶楽部 宇刈Cで行われる最終QTは「受けようと思っています」。複数年シードは、取得から10年間であればいつ使用してもいいため、それを維持したまま来季の出場権を得ることが理想的。ただ、今大会で崩した体調次第ということもあり、まずはそこも含めて自分と相談し、この後のスケジュールを決めることになりそうだ。(文・間宮輝憲)
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