日本代表がミャンマーに大勝!佐野海舟の出現で最激戦ポジションとなったボランチ、遠藤航と守田英正も安泰ではない
写真:遠藤航(AP/アフロ)
11月16日、北中米W杯アジア2次予選「日本代表対ミャンマー」の一戦が行われ、5-0で日本代表が勝利した。
上田綺世のハットトリックや鎌田大地のミドル、堂安律のテクニカルな得点で大勝した日本代表だが、現在最も注目すべきはボランチのポジションだ。
代表デビューとなった佐野海舟(鹿島アントラーズ)が確かな存在感を見せ、ボランチ争いが熾烈を極めている。
キャプテンの遠藤航や守田英正の主力2人も安泰ではなくなったといえるだろう。
最激戦ポジションとなったボランチ、遠藤航や守田英正も絶対的存在ではなくなった
日本代表の最激戦区は2列目だと認識している人は多いだろう。
三笘薫や鎌田大地、久保建英、伊東純也、堂安律、中村敬斗、南野拓実など、欧州のリーグで活躍する選手が多く、レギュラー確保が最も難しいポジションであるといえる。
しかし、ボランチのポジションも同じように激戦区となりつつある。
遠藤航と守田英正がファーストチョイスであることには変わりないが、3番手、4番手争いも熾烈を極めている。
田中碧や旗手怜央、伊藤敦樹が3番手争いをしているが、鎌田大地もボランチでの出場が可能だ。
さらにミャンマー戦でデビューを果たした鹿島アントラーズの佐野海舟が抜群の存在感を示したことで、よりポジション争いは激化したといえる。
ボランチはU-22の若い世代にもバイエルン・ミュンヘンの福井太智やFC東京の松木玖生、シント=トロイデンの藤田譲瑠チマなど将来A代表に食い込んでくるであろう逸材が揃う。
キャプテンの遠藤も「現時点」では安泰だが、3年後のW杯本番までポジションを確保し続けられるかはわからない状態となったといえるだろう。
特に佐野海舟は遠藤の後継者となりえる選手であり、今後の成長次第では1年後、2年後にA代表の主力としてプレーしていても不思議ではないポテンシャルを有している。
11月21日シリア戦では遠藤航と守田英正がスタメンとしてプレー濃厚だが、鎌田大地が腰を痛めているだけにどちらかが佐野海舟とダブルボランチを組む時間帯もありえる。
得点力抜群の攻撃陣はもちろん。ボランチのプレーにも注目だ。
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