ラームが完全否定 マキロイのPGAツアー選手会理事辞任を受け…後任は「ノーチャンス」
DPワールド(欧州)ツアーの最終戦、「DPワールド ツアー選手権」の開幕前日の15日、会場のジュメイラ・ゴルフエステーツ(アラブ首長国連邦)でディフェンディングチャンピオンのジョン・ラーム(スペイン)が公式会見に臨んだ。
今季の年間王者は最終戦を待たずして盟友のローリー・マキロイ(北アイルランド)が戴冠。ラーム自身もがっかりしたが、「ファンにとってはもっとがっかりだ。自分が1ポイント差につけていたら…」と嘆き、「ボクがそういうプレーをできなかったのがすごく残念、ローリーは素晴らしいプレーだった」とマキロイを賞賛した。
そのマキロイのPGAツアー選手会理事辞任のニュースが流れた直後、リアクションを尋ねられると、「ボクが代わりなることはない。ノーチャンス」ときっぱりと否定。「これまでにも聞かれたことはあるが、あれだけの長時間のミーティングが何度もあって、ボクにはできない」とした。
またマキロイについては「どういう理由で辞任をしたのかは分からないが…、ローリーにはあまりにもたくさんのことが課せられていた。彼のような選手が自分のプレーに集中したい、というのを責めることは誰にもできない」とマキロイの辞任を擁護した。
ラームは来年1月に開幕するタイガー・ウッズ(米国)とマキロイが設立した新リーグで、月曜夜に開催される「TGL」への参戦も取りやめている。(文・武川玲子=米国在住)
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