日本人選手大活躍のセルティックがすでに首位独走状態も旗手怜央に感じる「ステップアップの必要性」
写真:旗手怜央(REX/アフロ)
10月22日、スコットランドリーグ第9節「ハート・オブ・ミドロシアン対セルティック」の一戦が行われ、1-4でセルティックが勝利した。
古橋亨梧と前田大然、岩田智輝が得点、旗手怜央がアシストを決めるなど出場した日本人選手全員が活躍した。
この勝利でセルティックは勝点を25に伸ばし、シーズン序盤ながら首位独走態勢に入っている。
リーグ戦8勝1分けもCLでは2連敗中のセルティック
スコットランドリーグでは8勝1分(得失点差+17)で早くも首位を独走しているセルティックだが、CLでは2連敗中と厳しい立場となっている。
10月25日にはホームでアトレティコ・マドリードと試合を行うが、正直なところ戦力的にはかなり勝利は厳しいといえるだろう。
昨季はCL6試合で勝利なし(2分4敗)となっており、明らかに欧州主要リーグと比べるとリーグレベルは劣る。
決勝トーナメントは正直なところ厳しいが、旗手怜央や古橋亨梧、前田大然といった日本代表メンバーの活躍でまずは1勝をもぎ取りたいところだ。
その実力とポテンシャルからすると「もったいなさ」がある旗手怜央
古橋に関しては、日本代表のCFで上田綺世や浅野拓磨らとスタメン争いを繰り広げているが、年齢的に28歳(1月で29歳)であるためセルティック残留は「あり」だといえる。
しかし、旗手に関しては25歳(11月で26歳)とまだ若く、ステップアップ移籍も可能であることから、セルティック残留は若干物足りなさを感じる。
その実力とポテンシャルを考えれば、ブンデスリーガやプレミアリーグといったレベルのクラブに移籍すべきだといえるだろう。
旗手は9月末にセルティックとの契約を28年夏まで延長している。
移籍するためにはかなり高額の移籍金が必要となることになるため、今冬もしくは来夏の移籍も難しいのが現状だ。
この状態から移籍するためには、相当な活躍をセルティックで見せ、高額の移籍金を払ってでも旗手を獲得したいと思わせなければならない。
例えば三笘薫が所属しているブライトンは、現在左SBの相次ぐ負傷により旗手のようなポリバレントな選手が必要だ。
CLでの決勝トーナメント進出は難しいが、個人としてアピールができれば今冬に驚きの移籍が実現する可能性もあるかもしれない。
果たして旗手はCLやスコットランドリーグで違いを見せつけステップアップ移籍を実現させることができるのか、注目しよう。
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