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ブライトンのデ・ゼルビ監督,三苫薫

デ・ゼルビ監督の奇策が裏目に ブライトン6失点大敗で一気にチーム崩壊!ELに不安も

写真:ブライトンのデ・ゼルビ監督(ロイター/アフロ)
9月30日、プレミアリーグ第7節「アストン・ヴィラ対ブライトン」の一戦が行われ、6-1でアストン・ヴィラが勝利した。

日本代表MF三笘薫はスタメンフル出場したものの、得点やアシストといった結果は残せなかった。

バルセロナからレンタルで加入したアンス・ファティがプレミアリーグ初得点を奪うもブライトンは守備陣が崩壊し6失点の大敗を喫した。

18歳のMFを起用という奇策が裏目に

名将デ・ゼルビ監督らしからぬ謎采配だった。

ベンチにはダフード、そして19歳の新星バレバというボランチの実力者が座っていた。

しかし、ボランチのスタメンにはリーグ戦に出場したことがない18歳のヒンシュルウッドが起用された。

結果的に見ればこの采配が裏目に出てしまい、アストン・ヴィラの組織的な守備にチーム全体がハマりワンサイドゲームとなってしまった。

プレミアリーグ上位陣でも気が抜けない確かな実力を持つアストン・ヴィラに対して18歳の経験が浅いボランチをスタメン起用するのは、愚策以外の何物でもない。

ヒンシュルウッドはスポーツ一家に生まれたエリート選手だが、現時点のボランチでいえばグロス、ギルモア、ダフード、ミルナー、バレバに次ぐ6番手だ。

さらにこれまでの戦いで相性が良くないと分かっていたウェルベックとファーガソンを同時起用してしまうなど、デ・ゼルビ監督は明らかな采配ミスを犯してしまった。

自慢の攻撃力は影を潜め脆弱な守備が露に

7試合で14失点。

ブライトンのプレミアリーグでの失点数だ。

GKやCBを主体としたビルドアップを武器としているため多少の失点は計算のうちだが、このアストン・ヴィラ戦を含め完全に対戦相手に研究されてしまっている。

圧倒的な攻撃力で押し切ることができれば強いが、攻めきれない時間帯が長くなるとカウンターやビルドアップのミスから失点が続いてしまう。

特にウェブスターの守備の不安定さは気になるところだ。

今後は思い切ってフィジカルの強さがあるイゴールをダンクと組ませるといった方法も考えなければならないだろう。

三笘に関しては、チームの崩壊によって苛立ちを隠せず、雑なプレーに終始。

時折素晴らしいトラップやカットインを見せるも、全体的には苛立ちと疲れから効果的なプレーができなかった。

ブライトンは休む間もなくELのマルセイユ戦(アウェー、10月5日)を戦わなければならない。

その後にはプレミアリーグのリヴァプール戦が待っているため、なんとしても勝利し悪い流れを止めたいところだろう。

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