“58”対決にも注目? 石川遼、日韓亜共催試合で完全復活なるか

石川遼はともに「58」のベストスコアを持つキム・ソンヒョンと同組に(撮影:ALBA)

<Shinhan Donghae Open 事前情報◇6日◇クラブ72CC オーシャンC(韓国)◇7175ヤード・パー72>

日本、韓国、アジアの3ツアー共催として2019年に誕生した「Shinhan Donghae Open」が、7日(木)から4日間の日程で開催。日本勢の中では最注目となる石川遼に大会への意気込みを聞いた。

ここ数試合で復調の手がかりをつかみかけている石川だが、会場となるクラブ72CC オーシャンCについて「1日だといっぱいいっぱいですが、見れたと思います」とコースチェックが無事に終了したことを報告。さらに「日韓戦と合わせると4回ぐらい韓国に来たことはある」。日本とは若干異なるコースの特徴などは経験済みという。

「めっちゃいいコースですね。スコアは伸びると思いますが、やっぱり造りがかなりアメリカ寄りなので、いいコースだなと思います」と、こちらも事前に伝えられている通り、バーディ合戦を予想した。

ショットについては全体的に悪くないというが、「どこに(目標を)置くのか特には設けてないですが、常に対コースなので、ベストは尽くすのですが常にできることをやっていくという繰り返しになると思います」と、復調の兆しが見えたとはいえ、まだまだ途上にあるという自身の状態を踏まえた謙虚なコメントに留めた。

明日からの戦い方について、「1日4アンダーを平均的に4日間出していくのが、ひとつの目標になるのかなと思います」と答えた石川。その言葉通りなら、トータル16アンダー超えもみえてくる、まさにハイスコア&バーディ合戦の展開となる。

明日の初日、キム・ソンヒョン(韓国)、ミゲル・タブエナ(フィリピン)との組み合わせでスタートする。石川は2010年の「中日クラウンズ」で驚異の「58」を記録。同組のソンヒョンも21年の「ゴルフパートナー PRO-AMトーナメント」で「58」を記録しており、日韓“58対決”にも注目が集まるところ。持ち前の攻撃ゴルフでバーディ量産を目指す石川に勝利の女神は微笑むのか? 吉報を待とう。

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