「パリ五輪」5度目のオリンピック出場のテニス錦織圭、初戦の相手となるジャック・ドレーパーのプレーの特徴
錦織圭(写真:AP/アフロ)
7月27日、元世界ランキング4位の錦織圭(34)はパリオリンピック男子シングルス1回戦で世界ランキング26位のジャック・ドレーパー(英)と対戦する。
2024年は足首の怪我などでコンディションを崩していたが、パリオリンピックではシングルスだけでなく男子ダブルスや混合ダブルスにも出場予定だ。
年齢的にも最後となる可能性が高いだけに、そのプレーに注目が集まる。
初戦の相手となるジャック・ドレーパー
ジャック・ドレーパーは、2022年にプロ入りし5年目を迎えた22歳の若いテニスプレーヤーだ。
2018年のウィンブルドン選手権男子シングルスジュニア大会で準優勝しており、今後世界ランキング10入りを狙える逸材と評価されている。
191センチと恵まれた体格から繰り出されるサーブとストロークは強力で、1stサーブは200㎞以上となることもある。
さらにはバックハンドも得意であるため、これといった穴のないプレーヤーでもある。
過去にはジョコビッチから1セット先取したこともあり、経験豊富な錦織圭も苦戦する可能性は高いだろう。
リオオリンピックで銅メダルを獲得している錦織は、怪我や年齢の影響からメダル候補とはいえないが、それでもまだ上位陣と互角に戦える力は秘めている。
コンディションを崩さなければ、その経験とテクニックで勝ち進む可能性も十分ありえるといえるだろう。
男子ダブルスではマリーと対戦
錦織圭はシングルスだけでなく男子ダブルスと混合ダブルスにも出場予定だが、特に注目となるのが男子ダブルスだろう。
1回戦で日本代表の錦織圭/ダニエル太郎は英国のアンディ・マリー/ダン・エバンスと対戦することになっている。
マリーは長年錦織と名勝負を繰り広げてきたライバルであり、パリオリンピックを最後に引退することを表明している。
シングルスではないが、2人の最後の対戦となるだけに、その戦いにも注目だ。
男子ダブルスは7月28日に1回戦が行われる。
果たして錦織圭は5度目となるオリンピックでどのような成績を残すのか、レジェンドプレーヤーの試合に注目しよう。
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