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隔離期間後に日本でトレーニング。練習試合の重要性を改めて実感【村松千裕のテニス遠征日記】<SMASH>

日本で練習とトレーニングをじっくり行なった村松千裕。写真:本人提供
2022年1月は、隔離生活と練習期間でした。年末のインド遠征を終えて日本に帰国後、3日間のホテル隔離をして、またすぐに遠征に出る予定でした。しかし、帰りの飛行機で濃厚接触者になってしまい、ホテルでの隔離期間が伸びたので、約1か月は日本でトレーニングと練習の期間にあてることにしました。

隔離は最初の3日間が終わった後、別の場所に移動をして全部合わせて約8日間過ごしました。後半のホテルは部屋のスペースがわりとあったので、少し動くこともでき、毎回ご飯の時間には部屋の外にも出ることができたので、思ったよりも快適に過ごせました。

通販はできたので、私の好きな魚の缶詰の詰め合わせを頼んだりしていました(笑)。インドから帰国後は日本食が本当に何でも美味しく感じました。
この約3週間は試合前の準備期間として、とても内容の濃い練習ができました。

元々の予定が変わり、試合に行けなくなって最初は焦りがありましたが、練習試合をたくさんして、失敗もしたことで、自分のテニスをするために大事なことがよりシンプルになったり、色々な状況になっても対応できる自信をつけることができたと思いました。

プロになってから、公式戦以外での練習試合がジュニア時代に比べると少なくなったなと感じます。試合をすることで、練習した技術や戦術がどのくらいできるようになっているかを測ることができたり、課題が明確になって練習で試合のイメージができるようになるので、自分にとってはとても大切だと改めて感じました。

2月からはオーストラリアのITF女子テニス大会にまず4大会出場予定です。遠征が長くなって色々な状況があると思いますが、自分ができることを毎試合やり続けて、その先に結果がついてくると思って頑張りたいと思います。

文●村松千裕
協力・選手に関するお問合せ●株式会社グラムスリー

◆村松千裕/ムラマツチヒロ
1998年5月22日生まれ。千葉県出身、左利き。7歳からテニスを始める。2020年全豪オープン予選初出場で初戦に勝利。21年には日本代表としてBJK杯を戦った。WTAキャリアハイ205位(2020年2月24日)。インスタグラム@muuuuu_cho

【PHOTO】色々な会場で撮影! 村松千裕のテニス遠征日記ギャラリー

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