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「平和と国家のために団結しましょう」ウクライナの女子テニス選手が決意のメッセージを発信!<SMASH>

母国がロシアにより蹂躙されたことに心を痛めるスビトリーナがSNSを通じてメッセージを発信した。(C)Getty Images
 ロシアのウクライナに対する軍事攻撃が明らかになった2月24日(現地時間)、女子テニス選手エリーナ・スビトリーナ(世界15位)がSNSを通じて決意のメッセージを発信した。

 1994年にウクライナ南部の都市オデッサで生まれ、5歳の時からテニスを始め2010年にプロに転向したスビトリーナ。巧みなフットワークと闘志あふれるプレーで現在までツアー16勝を挙げ、昨年の東京五輪ではウクライナの女子テニス選手として初めてメダル(銅)を獲得した英雄である。

 現在は男子プロテニス選手のガエル・モンフィス(フランス/同25位)と結婚し、ロンドンに住んでいる彼女だが、母国の危機を受け、自身のSNSで胸中を記した。

「私はウクライナ人であることを誇りに思っています。 平和と国家の未来のために、この非常に困難な時期に団結しましょう。 ウクライナに栄光あれ」のメッセージを寄せたスビトリーナは、「NO WAR IN UKURAINE!(ウクライナに戦争はいらない)」と題し、風光明媚な母国の風景を映し出した動画を公開した。
  この投稿を夫のモンフィスも「ウクライナのために祈る」のメッセージとともに手を合わせる絵文字とウクライナ国旗を添えて動画をリツイート。また後輩でウクライナ代表選手でもあるマルタ・コスチュク(同54位・19歳)も同様に反応している。

 母国の状況が気になったか、スビトリーナは前週開催されたドバイ選手権(アラブ首長国連邦・ドバイ/WTA500)では、第10シードながら2回戦で41位のジル・タイヒマン(スイス)にストレートで敗退し、今週はどの大会にもエントリーしていない。果たして彼女が心置きなくプレーに集中できる日は訪れるのか。

 なお、24日の米紙『New York Times』では、スビトリーナの故郷オデッサには黒海からロシア軍が上陸したと報じられている。

構成●スマッシュ編集部

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