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【テニス壁打ち練習法=12】球種別の“仮想ターゲット”を把握するサービスコントロールアップ術<SMASH>

壁に向かってフラットサービスを打ち、ネット上の仮想目標は低いことを実感(1)。逆にスピンはかなり高いことを認識する(2)。球種によって狙う高さを変えることが大切だ。写真:THE DIGEST写真部
1人で手軽に行なえ、基礎をしっかり学べるテニスの練習法「壁打ち」。では、どんなメニューをこなせば効果が高いのか? “練習のスペシャリスト”である日本体育大学の森井大治・硬式テニス部監督が、お薦めのメニューを紹介するシリーズ。その12回目だ。

◆   ◆   ◆

コートでサービスを打つと、どこに「入ったか」が気になるもの。しかしうまくコントロールする、あるいは球種を打ち分けるには、どこを「通ったか」を自覚することが大切だ。

壁に向かってサービスを打てば、ぶつかる高さを確認できるので、ネット上のどの高さを通るかが一目瞭然。例えば普段の感覚でフラットサービスを打てば、壁に描かれた白帯のかなり近くを通過することが視認できる。一方、スピンサービスを深く打とうと思えば、想像以上にネット上の高い所を通ることに気付くはずだ。

それが自覚できたら、あとは実際の試合でも、ネット上のその高さに仮想ターゲットを置けばいい。精度がグンと上がるに違いない。
【練習の手順】
1:壁に向かって、普段の感覚でフラットサービスを打つ。ネット上のかなり低い所に当たることが視認できる
2:同じくスピンサービスを、普段深く狙う時の感覚で打ってみる。白帯よりもかなり高い所に当たることが視認できる

ボールコントロールというのは、目標を遠くよりも近くに置いた方がイメージしやすいものだ。壁打ち練習をすれば、サービスの球種によってネット上の通過点(=目標)がどれほど違うのかが把握できる。

皆さんは、違う球種なのに同じ高さを狙ってはいないだろうか? 例えばスピンサービスなのにネット上ぎりぎりを狙うと浅くなってしまう。フラットは低く、スピンは高く。壁打ちで自覚した高さを狙うようにしてほしい。

解説=森井大治
ナショナルメンバーの経験を持つ元プロ選手。引退後は筑波大学大学院でコーチ学を修了。ユニバーシアード代表監督、早稲田大学庭球部コーチなどを歴任後、現在は日体大監督を務める。※協力=倉橋孟甫(日体大テニス部)

構成●スマッシュ編集部
※『スマッシュ』2020年3月号より再編集

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