「あとは適当に打てばコートに入るので」。錦織圭が60名のキッズに独特&的確なテニスレッスンを展開<SMASH>
11月30日に「錦織圭×JAL special Tennis School」がGODAI亀戸で開催され、錦織は60名のキッズとボールを打ち、錦織流の指導を行なった。
颯爽と登場した錦織は、「どんなレッスンにしますか?」と聞かれると、「どんなレッスンにしましょう?」とプチおとぼけからスタート。
まずはフォアハンドについて、「テニスは足をしっかり使って。なまけないように。あとは適当に打てばコートに入るので」と錦織らしいアドバイス。しかし、重要なことも忘れず、「リズム的には1、2です」と、引いて、打つリズムについて説明した。
続いてバックハンドの打ち方について、「引いて、肩の後ろまで振り抜きます」と、わかりやすく伝授。「面倒臭いことを言うと」と前置きして、「バックは左手に7割ぐらい力を入れます。右手は添えるだけ。ほぼ左手です」と、大人にも参考になることを教えてくれた。
ボレーは「振らないように心掛けます。自分の身体の横にラケットをセットして、足を前に出すだけ」と説明。その後にパワーが出せないキッズに向けて「みんなは後ろから前に押し出すように打とう。ストロークよりもコンパクトな感じで」と指導した。キッズたちは、ストロークもボレーも錦織と数球打つことができて、元気にコートを走り回った。
サービスでは錦織が1人のキッズに「リターンしてみる?」と声をかけて、レシーバーがいる中で打つことに。数球打った後、キッズがボールにさわれなかったため、「センターに打つね」と宣言。センター寄りに構えたところを見計らって、ワイドサービスを決めて爆笑を誘っていた。ちなみに、その後にキッズはボールに当てることができた。
第2部のトークイベントでは、「普段子どもたちと触れ合うことは少ないですし、みんなが楽しそうにテニスをしている姿はエネルギーをもらえます。テニスはうまくなればなるほど楽しくなるので、頑張ってほしいと思います」とエールを送った。
子どもから質問に答えるコーナーでは、「一番感謝している人は誰ですか?」との質問が出て、錦織は「生んでくれたお母さんにやさしく接することを心掛けましょう。子どもの世話って大変なんですよ。お父さんお母さんに感謝してください」とコメントし、会場から拍手が起こっていた。その後には抽選会とフォトセッションがあり、参加した人にとって幸せな時間となったようだ。
取材・文●スマッシュ編集部
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