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「素晴らしい年だった」ATP最終戦初出場で4強入りした22歳のルードが、強化すべき点を知る<SMASH>

22歳でATPファイナルズ準決勝に進出したルード。今年はハードコートで結果も出している。(C)Getty Images
男子テニスツアー「Nitto ATPファイナルズ」(11月14日~21日/イタリア:トリノ/インドアハードコート)は、現地11月20日に準決勝を実施。22歳でATPファイナルズ初出場のキャスパー・ルード(ノルウェー/世界ランク8位)が世界2位のダニール・メドベージェフ(ロシア)に4−6、2−6で敗れて今シーズンを終えた。

ルードは昨年末に22位だったランキングを8位にまで上げて、ノルウェー人として初のトップ10入りを果たした。ルードと言えばクレーコートでの活躍が目立っていたが、今季はハードコートでツアー優勝している。このハードコートでの成長が、彼の躍進の要因の1つであることは間違いない。

その点についてルードはATP(男子プロテニス協会)の公式サイトで語っている。「大きな試合の重要なポイントを取り切ることを何度も経験してきたことで自信がついた。今年の試合の多くは、わずか2、3ポイント差で決着がついている。これこそが多くの試合をこなして培ってきたものだと思う」

続けて、「苦しい状況では自分自身を疑いやすいものだが、今年は重要なポイントで攻撃的にプレーできたので、素晴らしい年だった」と今シーズンを振り返った。
ATPファイナルズに出場できたことについては、「この大会でプレーできたのは素晴らしい経験だった。来年、トップ選手に戦うために自分のテニスをどう上達させなくてはいけないかがわかった。今週世界1位と2位の選手と試合をしたけれど、彼らに簡単にやられてしまった。来年はより良い選手になって、リベンジしたい」と、トップ選手と対抗するためにするべきことが明確に見えてきたようだ。

ルードはハードコートのATPファイナルズで、1位のジョコビッチと2位のメドベージェフに敗れたものの、キャメロン・ノリー(イギリス/12位)とアンドレイ・ルブレフ(ロシア/5位)に勝利している。来年、どのように成長した姿を見せてくれるのか楽しみだ。

【Nitto ATPファイナルズ】
男子ATPツアーのシーズン最終戦。レースランキングなどによりシングルス8名・ダブルス8組が選ばれ年間王者を決める。シングルスは8名が2組(グリーンとレッド)に分かれてラウンドロビン(総当たり戦)を行ない、各組上位2名(計4名)が決勝トーナメントを戦う。シングルス優勝賞金231万ドル(約2億6300万円)

構成●スマッシュ編集部

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