叔母の死や度重なる怪我…ハレップがキャリア最大の困難を乗り越えた今季を総括「良い形で終えることができた」<SMASH>
女子テニスのシモナ・ハレップ(ルーマニア)が、11月12日に自身のインスタグラム(@simonahalep)を更新し、今季の苦悩と感謝の気持ちを綴った。
「えーっと…2021年は表現するのが難しいわ。正直なところ、この1年は非常に厳しいものでした」と書き出したハレップ。シーズン開幕直前に大切な叔母を亡くした彼女は「乗り越えて強くならなければならない」と考えるようになったものの、精神的に疲弊している時期が長く続き、小さなケガも増え、5月にはふくらはぎを負傷して以降ツアーを離脱。
「今までそんなことに直面したことがなかったので、どう対処したらいいのかわからなかったわ。プレーしたいという気持ちは大きいのに数か月間プレーできず、大好きな全仏オープンを欠場し、ウインブルドンでもタイトルを守ることができなかったの。自信が持てず、元の状態に戻れるのか、自分の身体を信じていいのかと疑問を持つようになったわ」と胸の内を明かした。
しかし、これらの困難を乗り越えた元世界1位の実力者は、「再び良いプレーができると確信し、努力を重ねて、コート上で素晴らしい瞬間を作り出すことができるということに誇りを持っているわ。今年は良いスタートを切ることができなかったけれど、良い形で終えることができ、これからの展開に期待したいです」と頼もしいコメントを残している。
そして新旧のコーチや家族、周囲に感謝の気持ちを記し、新しいコーチのエイドリアン氏について「自信の光を与えてくれて、コートで笑顔を見せてくれました」と、彼の存在が大きかったことがうかがえる。
最後は「2022年、会えるのをとても楽しみにしているわ。でも、今は休暇をお願いします!」と、ハレップらしく明るく締めくくった。オフは心身ともにリフレッシュし、来シーズンはさらにパワーアップした彼女の活躍が期待できそうだ。
構成●スマッシュ編集部
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