はじめまして。
NPO法人日本卓球療法協会理事長の長渕晃二と申します。
私は長年、介護・福祉やまちづくりに携わってきましたが、そのいずれにも卓球が活きることはたくさんありました。
そこで本連載「スポーツを活かした民間資格づくり」では、わたしのこれまでの経験などを交えながら、スポーツを活かして民間資格をつくることについて全4回にわたって探っていきます。
第3回では、「卓球指導・練習と音楽・音響」というテーマでお話しさせていただきます。
＞＞シニア世代からの卓球入門 第1回：卓球のおもしろさと連載のねらい
卓球指導・練習と音楽・音響
今回は、卓球の指導にあたって、あるいは練習における、音楽・音響との関係について紹介します。
メトロノームやスマホでのメトロノームを活用し、リズム感を整える・伝える方法を取り入れている指導者もいます。
練習中にBGMをかけている卓球場やチームも見受けられます。
ピアノや歌など演奏経験ある音楽愛好家への伝え方としては、「何拍子で」、「〇〇のリズムで」のようにすると良いこともあります。
試合での実力・集中力を引き出す音楽もあります。
「卓球レディース」というサイトには、一般の曲の中から「剣の舞」のような気分高揚の曲、「家路」のような気分を落ち着かせる曲ほかが紹介されています。
VR卓球で練習するかたも増えてきたようですが、好きな音楽をかけながら練習できるVR卓球アダプターの音楽ドリルというものもあるようです。
「卓球愛好家」で「音楽愛好家」のかたは多いような気がしますので、音楽・音響の活用について今後の研究課題になるかもしれませんね。
筆者プロフィール：長渕晃二（ながぶちこうじ）
ＮＰＯ法人日本卓球療法協会理事長。NPO法人日本ピンポンパーキンソン理事。明治学院大学大学院修了（社会福祉学修士）。短大・専門学校での教員・卓球顧問や福祉施設での卓球経験あり。現在有料老人ホーム、デイサービス、介護予防サロン、メンタルクリニックで卓球療法を行う。著書は『コミュニティワーカー実践物語』(筒井書房)、『卓球療法士テキスト』『卓球療法入門』(サイドウェイズ)ほか。
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