【卓球】ラクザXソフトの性能を徹底レビュー　ヤサカの人気シリーズに“NSS”を加えた万人受けの裏ラバー

卓球において重要な用具選び。その中でもラバー選びは特に重要で、「このラバーだから勝てた」という言葉が出てくるほど、勝ち負けに大きな影響を及ぼします。

しかし、現在ラバーは数えきれないほど存在し、その中からベストな一枚を選ぶのはまさに至難の業。常に試行錯誤を繰り返さなければなりません。

そこで、本記事ではそんな悩めるプレーヤーのために、数あるラバーの中から1枚をピックアップして、性能や特徴を紹介していきます。今回紹介するのは、ヤサカから発売されている『ラクザXソフト』です。

『ラクザXソフト』とは

『ラクザXソフト』はヤサカから発売されている「ラクザ」シリーズの1製品です。「ラクザ」シリーズと言えば、強打になるほど威力が上がっていく「ハイブリッドエナジー」を取り入れたラバーシリーズで、ヤサカの中でもトップクラスの人気を誇っています。

パイオニアとして『ラクザ7』や『ラクザ7ソフト』、『ラクザ9』が登場する中で、プラスチックボールへの移行に伴い新たに誕生したのが『ラクザX』と『ラクザXソフト』です。その後2020年には粘着性のトップシートを採用した『ラクザZ』と『ラクザZエクストラハード』が発売され、シリーズの人気を加速させました。

『ラクザXソフト』の特徴

ではまずは、『ラクザXソフト』の特徴について解説します。

特徴➀：回転量を落とさないノンスリップシート（NSS）

『ラクザXソフト』の特徴1つ目は、回転量を落とさないノンスリップシート（NSS）です。

『ラクザX』と『ラクザXソフト』には、これまでの『ラクザ7』等にはなかった新技術のノンスリップシート（NSS）が採用されています。これはプラスチックボールへ移行したことで回転量が落ちていた現状を打破するための新技術であり、以降他メーカーでも積極的に取り組んでいるものです。

ノンスリップシート（NSS）によってボールが滑って落ちることなく回転がかかった状態で返球できるようになっています。

特徴➁：ソフトスポンジで万能型に

『ラクザXソフト』の特徴2つ目は、ソフトスポンジで万能型となったラバーです。

『ラクザX』よりも柔らかい40～45度のソフトスポンジを使用することで、回転のかけやすさや打球の安定感が上がり、攻守で輝く万能型のラバーとなっています。

特徴➂：シリーズの系譜を受け継ぐ回転量

『ラクザXソフト』の特徴3つ目は、シリーズの系譜を受け継ぐ回転量です。

『ラクザXソフト』は、他の「ラクザ」シリーズと同様に回転量が凄まじいラバーです。『ラクザ7』の回転量を損なうことなく、さらにノンスリップシート（NSS）を使用してプラスチックボール時代にも「ラクザ」シリーズの回転量が牙をむいています。