【卓球】MKカーボンの性能を徹底レビュー　松平健太仕様のカウンター性能に優れたカーボン入りラケット

TIBHAR（ティバー）のラケット『MKカーボン』は、柔らかさの中にカーボンらしさを出した卓球ラケットです。果たして、『MKカーボン』にはどのような特徴や性能があり、どのような選手に適しているのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

『MKカーボン』とは

『MKカーボン』は2023年2月にTIBHAR（ティバー）から発売された特殊素材入りラケットです。TIBHAR（ティバー）は欧州勢に人気で、トップ選手でもダルコ・ヨルジッチ（スロベニア）やベルナデッテ・スッチ（ルーマニア）らが契約選手として活躍しています。

日本でも使用者が増えてきているTIBHAR（ティバー）製品ですが、2022年には松平健太（ファースト）が契約したことでも話題となりました。そして同年には松平シリーズの第1弾としてスピン系テンションラバーの『ハイブリッドMK』が発売されました。

今回紹介する『MKカーボン』は、同時期に発売された『MK7』とともに松平シリーズの第2弾となっています。特に『MKカーボン』は松平が実際に使用しているラケットとして注目されています。

『MKカーボン』の特徴

ではまずは、『MKカーボン』の特徴について解説します。

特徴➀：柔らかさを含んだクリプトカーボン

『MKカーボン』の特徴1つ目は、柔らかさを含んだクリプトカーボンです。

『MKカーボン』に搭載されている特殊素材は、クリプトカーボンと呼ばれるものです。クリプトカーボンは、従来のカーボンよりも厚めになっていますが、カーボンよりも柔らかい構成となっています。これによって打球感も硬さを感じさせず、ボールを掴みやすくなっています。

特徴➁：特殊素材によって威力を最大限発揮するアウターカーボン

『MKカーボン』の特徴2つ目は、特殊素材によって威力を最大限発揮するアウターカーボンです。

『MKカーボン』はラケットの外側に特殊素材を搭載したアウターカーボンラケットです。アウターカーボンラケットというと、スピードが出やすく打球感も硬めのものが多いですが『MKカーボン』は違います。

先述のクリプトカーボンを搭載することで、カーボンらしいスピードは出しつつボールを掴む感覚が感じやすくなっています。

特徴➂：ラリーの中でも回転負けしない力強さを実感

『MKカーボン』の特徴3つ目は、ラリーの中でも回転負けしない力強さを実感です。

まさに回転のかけやすいカーボンラケットと化した『MKカーボン』ですが、その良さはラリーの中にも表れます。攻撃時にはカーボンを活かしたスピードのある攻撃に限らず回転をかけて飛距離を伸ばすような打ち方でも十二分に威力を発揮します。

一方ブロックやカウンターにおいても相手の回転に負けない強さを持ち、松平のようなブロッキングとカウンター卓球を成立させるのにふさわしいラケットとなっています。