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【卓球】SWAT(スワット)の性能を徹底レビュー 7枚合板のベストセラー木材ラケット

VICTAS社がTSPブランドだった頃に2010年に発売して以降、着実に販売数を伸ばし続けている7枚合板のラケットが「SWAT(スワット)」シリーズです。7枚合板でありながら、球持ちの良さやコントロール性能の高さで多くのユーザーから高評価を受けているこの「SWAT」シリーズも、今日では様々なシリーズを展開し、様々な選手に適したものを選べるようになっています。

今回は「SWAT」シリーズの代表作で、7枚合板ラケットの定番『SWAT』について解説します。『SWAT』にはどのような特徴があり、どのような選手に適しているのかを詳しく見ていきましょう。

『SWAT』とは?

2010年12月に、当時販売されてなかった木材の7枚合板のラケットを熱望する声に応え、商品化されたのが『スワット』です。

「スワット」シリーズには、「SWテック」という技術が採用されています。これは、ラケットに使用する木材を燻製させて水分を減らして、軽量化を実現させようとするものです。これにより、湿気の影響を受けにくくなったり、心地よい打球感を実現したりできるようになりました。

その後、2013年5月に5枚+カーボン2枚の『スワットカーボン』が販売され、同年11月には5枚合板の『スワット5PW』、キッズ用にサイズをやや小さくした『スワットキッズ』、『スワットカーボンキッズ』が発売されました。2年後の2015年12月には、『スワットパワー』と『スワットスピード』が発売され、全7種類を展開していました。

その後、VICTASとTSPが統一ブランドとなり、

『スワット』→『SWAT』
『スワット パワー』→『SWAT POWER』
『スワット スピード』→『SWAT SPEED』
『スワット カーボン』→『SWAT CARBON』
『スワット 5PW』→『SWAT 5PW』
『スワット キッズ』→『SWAT KIDS』
『スワット カーボンキッズ』→『SWAT KIDS CARBON』

と名称が変更されましたが、現在でも7種類が発売されています。

『SWAT』の構成は木材7枚となっており、ラケットサイズはFL(フレア)、ST(ストレート)、SLIM(スリム)が158×150mm(縦×横)、CHN(中国式ペン)が159×150mm、ラケット厚は6.0mm、グリップはFLが100×24㎜、STが100×23㎜、SLIMが100×22㎜、CHNが82×23㎜となっており、平均重量は85gとなっています。

VICTAS契約卓球選手の安藤みなみトップおとめピンポンズ名古屋)も使用するなど、トップ選手をはじめ幅広い層のプレ-ヤーに愛され、数多くの日本チャンピオンを輩出しました。

『SWAT』の特徴

ここからは『SWAT』の特徴を詳しく見ていきましょう。

特徴①:スイートスポットの広さ

『SWAT』の特徴1つ目は、スイートスポットの広さです。

『SWAT』は広いスイートスポットが特徴で、打球の威力と安定性をともに高めることを可能にしています。これによって打ち損じが少なくなり安定したプレーをすることができます。

特徴②:球持ちの良さ

『SWAT』の特徴2つ目は、球持ちの良さです。

『SWAT』は7枚合板でありながら球持ちの良い打球感があり、7枚合板の特徴である弾みも持ち合わせています。一般の使用者からも、コントロールしやすい、どの技術もそつなくこなせる、といった声があります。多彩な戦術を駆使する選手に適しています。

特徴③:ラバーを選ばない万能性

『SWAT』の特徴3つ目は、ラバーを選ばない万能性です。

『SWAT』は木材の打球感を最大限に生かし、ラバーそのものの良さを感じられるラケットです。裏ソフトの高弾性やテンション系のみならず表ソフトにも合い、さらにはどのような戦型の方からも高評価をいただいています。

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