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【卓球技術】ここ一本で効く!ペンホルダーの裏面バック下回転サービスのポイント

このサービスを使う選手はほとんどいないと思うので、使用するだけでも効果的なサービスとなります。

「これができると試合が変わる!脱中級者講座」の第28回では、ペンホルダーの裏面バック下回転サービスのコツを、加藤コーチの技術指導を通して詳しく見ていきましょう。

加藤拓也
【加藤拓也(かとう たくや)】京都府・洛東高等学校から京都産業大学を経て、現在は天王山卓球スクール北山店でコーチを務め、子どもから大人までを幅広く指導する。戦型は右利きの中国式ペンホルダーでフォア表ソフトバック裏ソフト。中学生から卓球を始めながら、全国大会出場経験も持つ。自身の個人チャンネルであるKATO卓ちゃんねるでは、中ペン、表ソフトの技術をメインに練習や試合の動画を多く配信している。‬(写真提供:本人)

裏面バック下回転サービス

加藤:今回は裏面バックサービスの下回転について解説していきます。

主に勝負所ここ一本欲しい時に使用すると相手を驚かせることができると思います。

裏面バック下回転サービスのポイント

実際のお手本動画 0:06~

加藤:この視点で注目してもらいたいのは

1.左から右への重心移動
2.フォア側に体を向けてからサービスを出す

です。

まずは左に重心を置いておき右に移す力を使ってインパクトしていきます。裏面だと手首を使いにくいので重心移動をしっかり使うことで回転量を上げていきます。そしてインパクト後、ラケットを上に振り上げるフォロースルーで上回転に見せるように工夫しています。

サービスを出す前に、右利きのフォア側に体を向けることもポイントです。フォア側に体を向けてからバックへ長いサービスを出すことで逆をつきやすくなります。

ショートサービスはロングよりも上にボールを飛ばす意識を持っています。2バウンドさせることが難しい方はボールを飛ばすので落とすイメージを持ちましょう。少し山なりに飛ばす意識を持つことで、短くボールを収めることができます。

そして重心移動をしっかり行い、回転量を上げられるように意識しましょう。サイドを切って若干外に出るサービスでも効果的です。

実際のお手本動画(別アングル) 2:02~

加藤:グリップは後ろの指先に特に意識を置いています。

やや右足前で重心移動を意識してスイングしています。インパクトの場所はボールの斜め下を振り抜くイメージで切っていきます。肘を体の横に置くことでボールの斜め下を捉えやすくなります。

ボールの後ろを捉えるとボールが飛びすぎてしまいオーバーミスにも繋がってしまいます。初めはミスが出てもいいので斜め下も思いっきり振り抜いて切る感覚を覚えましょう。

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