
海外での怪我、乱闘寸前の試合、シュラガーからの指導、初のWTT参戦 朝日大・岡野俊介の海外武者修行
春休み期間に多くの大学生選手がヨーロッパの卓球リーグに参戦した。
2023年の全日本学生卓球選手権のシングルスを制した“大学生ナンバー1左腕”岡野俊介(朝日大)もその1人だ。
オーストリア・ブンデスリーガの『ウィーナー・ノイシュタッド』でハーフシーズンを戦い、優勝決定戦でも貴重な白星をあげ、見事チームのオーストリア・ブンデスリーガ優勝に貢献した。
帰国したばかりの岡野に海外リーグでの戦いぶりについて話を聞いた。
オーストリアリーグ参戦のきっかけは松平賢二
チームのボスが「左の若手が欲しい」と賢二さんに伝えたところ、「岡野だ」って賢二さんが思ってくれたらしくて、行かせてもらえることになりました。
写真:2023年の全日本選手権では松平賢二(協和キリン)に勝利した経験も持つ岡野俊介(朝日大)/撮影:ラリーズ編集部
スケジュールとしてはいつからいつまで行ってたんですか?
その家の子がオーストリアのユース世代の選手なので一緒に練習したり、違うチームの選手が練習に来てくれたり、意外と自主練のような雰囲気でした。
がっつりプロと練習する感じかと思っていました。
ただ、ホームステイ先の息子のコーチがレベンコのお父さんという縁もあり、たまにアンドレアス・レベンコ(オーストリア)が練習に来てくれることはありました。
写真:アンドレアス・レベンコ(オーストリア)/提供:WTT
7時間車で移動しての試合も
写真:観光で撮った写真/提供:本人
自分はヨーロッパの食事が苦ではなくて、普通に美味しく食べられました。
写真:ホームステイ先での食事の様子/提供:本人
初めてリーグ戦に出た時に、ホームとアウェイの連戦でした。3月1日がホームでの試合だったんですけど、次の日、車で7時間移動してアウェー戦でした。
試合後もまた7時間移動して帰ってきて、そういうのは日本ではないなと思って、結構大変でした。
メンタルはすごい鍛えられたと思います(笑)。
ホームとアウェイだと雰囲気は全然違いますか?
会場の応援もすごく騒がしくて、全然日本とは違う環境だったので、良い経験だったなと改めて思います。
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