
アウェーの洗礼、女子選手とルームシェア…過酷なスペイン卓球武者修行で北陸大2選手が得たこととは?
スペイン3部の過酷な環境で戦った信田旺介
練習は夕方の5時から10時まででしたが、基本相手は小学生か大学生くらいの女子選手で、大人の男子選手と打てるのは2週間に1回ぐらいでした。
アウェーの洗礼を浴びた工藤、3部で全勝の信田
ホーム戦では上手く戦えたんですけど、アウェーの試合では煽られたりブーイングされたりで結構メンタルを揺さぶられて、試合に上手く集中できず負けてしまいました。
3部も一緒のような雰囲気ですか?
7割くらいがホーム戦で、3部だったのでお客さんも6、7人とかでした(笑)。
ちなみに会場も基本全部雨漏りしていました。なかなか過酷な環境でした。
写真:現地のトーナメントで優勝した信田旺介/提供:北陸大学卓球部
スペインの大会で優勝して名を残す事を目標にし、環境を言い訳にすることなく集中して試合ができ、無事そちらでも優勝することができました。
食事に苦しむも観光は満喫
その人が 元々テコンドーのオリンピックで2位になった人らしくて、メダリストでした。
最初に行ったとき「そのだらしない体では卓球はできない」と言われて、かなり食事制限されました(笑)。朝は基本フルーツ、昼夜はチキンと炭水化物でした。
家以外のレストランの食事はすごく美味しかったんですが…(笑)。
写真:レストランのおいしそうな食事/提供:北陸大学卓球部
中央大に入った髙橋慶太(育英高出身)が同じくスペインリーグに参戦していて、3日くらい僕のホームステイ先に泊まりに来て、一緒にサクラダファミリア観に行ったり、日本食一緒に食べに行ったりしました。
写真:サクラダファミリアも観光/撮影:工藤大全
写真:サッカーのバルセロナ戦もクラブメンバーで観戦したとのこと/提供:北陸大学卓球部
女子選手2人とルームシェア
写真:奥2人が同居人とのこと/提供:北陸大学卓球部
1人1部屋はあったんですけど、リビングやキッチンだけではなく、お風呂も共用なので時間を決めてきちんと管理してました。
ご飯のときは「この次どうなると思う?」など映画の感想を話して、普通の友達と過ごすような感じでしたね。
写真:持ち前のコミュニケーション力でしっかり馴染んだようです/提供:北陸大学卓球部
海外で得た物怖じしない心と挑戦するマインド
最初は「日本でも無名の自分が…」と少し弱気で4敗してしまったので、練習もめちゃくちゃ多球練習しましたし、最後の方は自信を持って戦えました。
信田選手はどうですか?
海外は何もわからないことだらけで、自分から行動を起こさないといけない。何かに挑戦するっていうマインドは、日本に帰ってきても身についたなと感じてます。
そこでコーチや監督に「明日、ストレッチ、練習メニュー、卓球の技術、考え方など日本のことをすべて伝えるから1日コーチやらせてくれ」と言って、1日練習仕切りましたね。
スペイン語と英語で指示出して。
この経験を糧に今後の抱負もお願いします。
僕はまだ北信越で個人タイトルとってないので、そこを目指して、全日学にも出場して、全国の名の売れている選手に勝って名前を売っていきたいです。
個人としては、全国で3回は勝ちたいです。マグレじゃなくて実力がないといけないと思うので。そうすれば今までやってきたことは間違ってなかったんだと自信を持てると思います。
取材・文:山下大志(ラリーズ編集部)
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