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「アンチは高いレベルで勝てない」と言われても “世界1位”下したインドの“アンチ使い”ムカルジー<世界卓球2024>

<ITTF世界卓球選手権釜山大会2024 日程:2月16日~2月25日 場所:釜山(韓国)>

21日、世界卓球選手権釜山大会の決勝トーナメント1回戦が行われ、インド代表とイタリア代表が対戦し、インド代表が3-0で勝利し2回戦に駒を進めた。

試合後、世界ランキング153位のアイヒカ・ムカルジー(インド)に話を聞いた。

イタリア戦では3番で勝利し、予選リーグの中国では世界ランキング1位の孫穎莎(スンイーシャ・中国)から大金星を挙げ、卓球ファンを驚かせたムカルジー。

フォア面で表ソフトラバー、バック面でアンチラバー(シートの摩擦力が少ないため回転がかかりにくいラバー)を操る唯一無二の戦型だ。

用具の話や憧れの選手などを伺った。

アイヒカ・ムカルジー 試合後インタビュー

写真:アイヒカ・ムカルジー(インド)/撮影:ラリーズ編集部
写真:アイヒカ・ムカルジー(インド)/撮影:ラリーズ編集部

決勝トーナメント1回戦のイタリア戦について

今朝のイタリア戦は本当に素晴らしいパフォーマンスでした。全てがスムーズに運び、自分自身はもちろんチームメイトも誇りに思います。

我々はとても良いプレーができました。次の試合も楽しみです。

次の試合に向けて

次の試合に臨む心構えや精神状態は変わりません。1点1点を楽しみ、プレッシャーを感じずに、勝敗を気にせず全力を尽くすことに集中します。

私たちが準々決勝に進むための試合であることを意識せず、楽しむことを心がけたいです。

卓球を始めたころからアンチラバーだったのか

5歳の時に卓球を始めました。卓球を始めて2、3年後にコーチは私の動きがアンチラバーに向いていると考え、(バックに)アンチラバーを、フォアに表ソフトラバーを試してみないかと提案されました。

それが私のプレーに非常に良く合いました。

インド選手はアンチ、粒高ラバーを使用する人が多いが戦略があるのか

インドでラバーを使用する特別な方針はありません。

ただ、アンチでは高いレベルで勝てないと言われていた中、私たちは勝利を掴み取ることができました。

使いこなすことはとても難しいですが、それを利用して相手をやりにくいボールを送ることができます。

あなたの目標や好きな選手は誰か

現在は引退してしまい、見ることができませんが、私がずっと好きな選手は劉詩雯(リュウスーウェン・中国)です。

それに、ドイツのシャン・シャオナのフォアハンドのスマッシュを見るのも好きです。自分と同じくフォアに表ソフトラバーを使っているので。

インドの卓球の現状リーグなども設立されているが

チーム全体の努力の賜物でもありますが、インドの卓球は以前よりも良い成績を収めています。

それは連盟や政府からのサポートを受け、優れたコーチや設備が整った国立トレーニングセンターでの練習など、全面的な支援を受けているからです。

女子決勝トーナメント1回戦

イタリア 0-3 インド〇

STEFANOVA Nikoleta 0-3 スレージャ・アクラ〇
10-12/6-11/8-11

ギオギア・ピッコリン 0-3 マニカ・バトラ
10-12/6-11/5-11

MONFARDINI Gaia 1-3 アイヒカ・ムカルジー〇
13-15/9-11/15-13/8-11

取材・文:Ayano

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