台湾代表・廖振珽がTリーグ・金沢ポートと契約「チームの力になりたい」

卓球Tリーグ男子・金沢ポートは24日、廖振珽(リャオチェンティン/台湾)との選手契約が合意したことを発表した。

廖振珽は、現在、台湾代表メンバーの27歳。小柄な体格ながらパワーがあり、機敏な動きから放つ両ハンドドライブの連打が武器の選手である。

廖振珽
写真:廖振珽(LIAO Cheng-Ting)/提供:ittfworld

林昀儒とのダブルスで優勝

廖振珽は、同じく台湾の卓球選手で現在、木下マイスター東京で活躍する林昀儒(リンユンジュ)とのペアで、2022年WTTアルマトイでも優勝した、ダブルスにも定評のある実力者である。

林昀儒/廖振珽
写真:WTTコンテンダー アルマトイ2022で優勝した林昀儒・廖振珽ペア/提供:ittfworld

廖振珽(リャオ・チェンティン)コメント

金沢ポートの一員になれて光栄で、とっても気持ちが高ぶっています。試合ではベストを尽くして勝利することで、金沢ポートの力になりたいと思います。

金沢ポートは一年目のチームですがファンの皆さんの応援が熱いと聞いています。ぜひたくさん応援していただいて、それを力に変えて頑張ります。

西東輝監督コメント

彼の丁寧なプレーは、チーム戦に起用する際、信用できる選手だと思いました。石川県は、台湾との交流がとても盛んな地域です。廖振珽には、日台スポーツ交流の架け橋にもなってほしいと願っています。

廖振珽 LIAO Cheng-Ting 略歴

1996年2月12日生まれ、台湾高雄市郊外の屏東県高樹鎮の出身。2008年に男子U-12ナショナルチーム・ランキング1位、2011年に男子U-15、2013年に男子U-18でもナショナルチームランキング1位となり、同世代のトップランナーの一人となる。

2018年のITTFワールドツアー・スウェーデンオープンでは林昀儒とペアを組み、男子ダブルスで優勝した。2019年ITTFワールドツアー・グランドファイナルの男子ダブルスでも林昀儒とのペアで準優勝の好成績を残すなど、ダブルスの上手さに定評がある。2018ー2019シーズンにはドイツ・ブンデスリーガの強豪ザールブリュッケンに所属した。ちなみに、同ペアは2022年WTTアルマトイでも男子ダブルスで優勝している。アジア競技大会では2018・2023年大会で男子団体3位に貢献した。

プレースタイルは右シェークドライブ型。身長169cmと小柄な体格ながらパワーがあり、機敏な動きから放つ両ハンドドライブの連打が武器である。世界ランキング最高位36位(2018年7月)、現在の世界ランキング117位(2023年10月時点)。

文:ラリーズ編集部