2部から昇格の駒澤大、春の王者下し秋1勝目　明治大、専修大は2連勝＜秋季関東学生卓球リーグ男子1部第2試合＞

＜令和5年秋季関東学生リーグ戦　日程：8月26日～10月7日　場所：所沢市民体育館、代々木第2体育館ほか＞

9月2日、秋季関東学生卓球リーグでは男子1部の第2試合の4試合が行われた。

春の王者が痛い1敗

王座奪還を狙う明治大学は早稲田大学と対戦。早稲田大学エースの濵田一輝に宮川昌大（明治大学）が3-0勝ち、ダブルスも宮川昌大/山本歩（明治大学）が濵田一輝/徳田幹太（早稲田大学）に3-0勝ちと、4年生で最後のリーグ戦となる宮川が貫録の2点取りでチームの4-0勝ちを導いた。

写真：宮川昌大（明治大学）/撮影：ラリーズ編集部

春秋連覇を狙う日本大学は、2部から昇格した駒澤大学と激突。1番で加山裕（日本大学）が清野晃大（駒澤大学）に、2番で前原椿樹（日本大学）が白山遼（駒澤大学）に競り負ける苦しい展開も、3番の小林広夢（日本大学）、4番ダブルスの小林広夢/伊藤礼博（日本大学）が競り合いをものにし、2-2で後半へ。

写真：小林広夢（日本大学）/撮影：ラリーズ編集部

2台進行となり、6番で辻井聡一（日本大学）が貴重な白星を掴むも、5番の伊藤礼博（日本大学）が木村飛翔（駒澤大学）に、7番の手塚大輝（日本大学）が加藤渉（駒澤大学）にそれぞれ2-0リードから逆転負けを喫し、春の王者が痛い黒星となった。

一方の駒澤大学は、白山、木村のカットマン2枚看板に加え、ダブルスでも起用されている清野、加藤がシングルスで勝利し、勢いに乗って12日からの後半戦に挑む。

写真：盛り上がる駒澤大学ベンチ/撮影：ラリーズ編集部

中央大学は死闘を制る

春2位で秋優勝を狙う専修大学は、2部から昇格した日本体育大学と対戦。

1番でカットマンの原田春輝（専修大学）が泊航太（日本体育大学）に、2番でエースの阿部悠人（専修大学）が熊谷楓希（日本体育大学）にそれぞれ敗れてしまう。

写真：泊航太（日本体育大学）/撮影：ラリーズ編集部

嫌な流れで迎えた3番シングルスで門脇康太（専修大学）が3-1で芦澤慶音（日本体育大学）を下し、流れを少し引き戻すと、阿部悠人/野田颯太、宮本大輝、野田颯太が3連取し、逆転で今季2勝目を手にした。

写真：門脇康太（専修大学）/撮影：ラリーズ編集部

中央大学は筑波大学と対戦。三浦裕大、鈴木笙、田原翔太と強力2年生3人衆を揃える筑波大学に、三浦、田原の単複で3点を奪われるが、鈴木を4年生の坂田修（中央大学）が3-1で下し、勝機を引き寄せる。

写真：坂田修（中央大学）/撮影：ラリーズ編集部

迎えたラストでは谷本凌（中央大学）がカットマンの大関勇太朗（筑波大学）に2-2の2-7と窮地に追い込まれてしまう。しかし、そこから谷本が怒涛の攻撃を見せて、9連続ポイント。チームを救う値千金の白星を掴み、中央大学が4-3で今季1勝目を勝ち取った。

写真：谷本凌（中央大学）/撮影：ラリーズ編集部