5月20日から開幕した、世界卓球2023ダーバン大会。24日には大会5日目が終了した。
張本/早田がメダル確定
混合ダブルス準々決勝に登場した張本智和（智和企画）/早田ひな（日本生命）は、林鐘勲（イムジョンフン）/申裕斌（シンユビン・韓国）と対戦した。
写真：林鐘勲（イムジョンフン）/申裕斌（シンユビン・韓国）/提供：WTT
勝てばメダル確定となるこの一戦。序盤からサービスで先手を取り、強打に結びつけた張本/早田ペアが第1ゲームを先制。韓国ペアもテクニックと豪打を見せたが、勢いそのままに第2、第3ゲームも連取した張本/早田ペアが勝利。
写真：張本智和（智和企画）/早田ひな（日本生命）/提供：WTT
張本/早田ペアは銅メダル以上を確定させ、決勝進出をかけ準決勝では林詩棟（リンシドン）/蒯曼（クワイマン・中国）と対戦する。
また女子ダブルスでは、伊藤美誠（スターツ）/早田ひな（日本生命）、木原美悠/長﨑美柚（木下グループ）がそれぞれ勝利。メダルが懸かる準々決勝では、伊藤/早田ペアは王藝迪（ワンイーディ）/陳夢（チェンムン・中国）との大一番を迎える。
写真：ドミトリ・オフチャロフ/パトリック・フランチスカ（ドイツ）/提供：WTT
男子ダブルスでは、宇田幸矢/戸上隼輔（明治大）がドミトリ・オフチャロフ/パトリック・フランチスカ（ドイツ）と対戦。
写真：宇田幸矢/戸上隼輔（明治大）/提供：WTT
ドイツペアのバックを上手く攻め、ゲームカウント2-1とリードした宇田/戸上ペア。
しかし第4ゲームからドイツペアが本来のパワープレーを見せ、得点を重ねた。フルゲームの末宇田/戸上ペアは惜しくも敗れ、2大会連続のメダル獲得はならなかった。
張本智和、伊藤美誠らが4回戦へ
男子シングルス3回戦では、張本智和が台湾のレジェンド、荘智淵（チュアンチーユエン・チャイニーズタイペイ）と対戦。長らく世界トップで活躍する実力者の荘に対し、第1ゲームからバックハンドのラリーで先手を取っていく張本。
写真：張本智和（智和企画）/提供：WTT
第2ゲームは5-0リードから追いつかれるも、冷静に緩急を付けたバックハンドでゲームを連取し。ストレートで勝利。過去連敗を喫したこともある荘相手に快勝し、4回戦へ駒を進めた。
同じく男子単3回戦に登場した宇田幸矢（明治大）は、戸上隼輔（明治大）を下した王楚欽（ワンチューチン・中国）と対戦。積極的な攻めでリードを広げる場面も見られたが、王の巧みなコース取りに翻弄され、ゲームカウント1-4で敗れた。
写真：宇田幸矢（明治大）/提供：WTT
また男子シングルスでは、前回大会2位のトルルス・モーレゴード（スウェーデン）がオマー・アサール（エジプト）に敗れる、今大会随一の波乱が起きた。
写真：オマー・アサール（エジプト）/提供：WTT
中後陣から質の高い両ハンドを振り続けたアサールが、変幻自在のプレーを見せるモーレゴードを下した。ほかにも、ジョアン・ジェラルド（ポルトガル）がパトリック・フランチスカ（ドイツ）との打撃戦にフルゲームで勝利。
写真：ジョアン・ジェラルド（ポルトガル）/提供：WTT
トミスラブ・プツァル（クロアチア）が世界卓球2019大会に続きドミトリ・オフチャロフ（ドイツ）を下すなど、上位進出候補が続々と敗れた。
女子シングルス3回戦では、早田ひな（日本生命）と長﨑美柚（木下グループ）の日本人対決となった。
写真：早田ひな（日本生命）/提供：WTT
激戦が予想されたが、終始試合の主導権を握った早田がゲームカウント4-0で勝利。4回戦ではカットマンの徐孝元（ソヒョウオン・韓国）と対戦する。
また伊藤美誠（スターツ）、木原美悠（木下グループ）、平野美宇（木下グループ）もそれぞれ3回戦に勝利し、4回戦進出を決めている。
写真：木原美悠（木下グループ）/提供：WTT
木原は陳夢（チェンムン・中国）、平野は王藝迪（ワンイーディ・中国）と対戦するなど、強敵との対戦が控えているが、打倒中国を果たすことができるか注目だ。
日本選手の24日試合結果、25日試合予定は以下の通り。
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