御内健太郎、有終の美「最高の成績でお返しできた」 シチズン時計が悲願の初V<2022年度日本卓球リーグJTTLファイナル4>
<2022年度 北斗電気設備 日本卓球リーグプレーオフ JTTLファイナル4 日程:12月10日、11日 場所:宮崎県・延岡市民体育館>
11日、日本卓球リーグの上位進出チームによるプレーオフ、JTTLファイナル4が開催され、男女の年間チャンピオンチームが決定した。
男子はシチズン時計が悲願の初V
男子団体は、準決勝で協和キリンに完勝した日鉄物流ブレイザーズと、準決勝で愛知工業大学との接戦を制したシチズン時計が決勝に進んだ。
1番は、準決勝ではラストで勝利した上村慶哉(シチズン時計)と、準決勝で2勝を上げた藤村友也(日鉄物流ブレイザーズ)の対戦となった。
写真:藤村友也(日鉄物流ブレイザーズ)/撮影:ラリーズ編集部
両者ともコートを縦横無尽に駆け回るフットワークを見せるも、サービスからの展開に勝機を見出した藤村がゲームカウント3-1で勝利。日鉄物流ブレイザーズに先制点をもたらす。
2番では、準決勝で世界卓球2022代表の横谷晟(愛知工業大)を大逆転で下した御内健太郎(シチズン時計)、元日本代表の大島祐哉(日鉄物流ブレイザーズ)の対決となる。
写真:大島祐哉(日鉄物流ブレイザーズ)/撮影:ラリーズ編集部
大島は破壊力のあるフォアドライブを連続で叩き込むも、鉄壁の守備を誇る御内が粘り切り2ゲームを連取。大島が1ゲームを返すも、試合中盤からは攻撃も冴えわたった御内が勝利。自身最後の日本リーグで劇的な1勝を上げた。
写真:御内健太郎(シチズン時計)/撮影:ラリーズ編集部
マッチカウント1-1で迎えた3番ダブルスでは、上村慶哉/酒井明日翔 (シチズン時計)と藤村友也/髙見真己(日鉄物流ブレイザーズ)の対戦となった。
写真:藤村友也/髙見真己(日鉄物流ブレイザーズ)/撮影:ラリーズ編集部
壮絶なラリー戦になるも、第3ゲーム序盤で一気に藤村/髙見ペアを突き放した上村/酒井ペアがフルゲームで勝利。シチズン時計が優勝まであと1勝に迫る。
写真::上村慶哉/酒井明日翔(シチズン時計)/撮影:ラリーズ編集部
シチズン時計リードで迎えた4番は、三部航平(シチズン時計)と定松祐輔(日鉄物流ブレイザーズ)の一戦。
写真:三部航平(シチズン時計)/撮影:ラリーズ編集部
お互いの意地がぶつかり合うラリー戦が続くも、最終ゲームで臆せず豪打を炸裂させた定松がフルゲームの激戦を制し、勝負はラストへ。
写真:定松祐輔(日鉄物流ブレイザーズ)/撮影:ラリーズ編集部
5番は酒井明日翔(シチズン時計)と髙見真己(日鉄物流ブレイザーズ)の対戦となる。ゲーム序盤は髙見が安定したバックハンドを軸に得点を重ね、2ゲームを連取。勝利まであと1ゲームに迫る。
写真:酒井明日翔(シチズン時計)/提供:卓球レポート
しかしここから酒井が堅実さと意外性を兼ね備えたプレーで髙見を翻弄。2ゲームを取り返し、勝負は最終ゲームへ。最終ゲームはわずかに攻撃力で上回った酒井が12-10で勝利。大逆転勝利を収め、見事シチズン時計のファイナル4初優勝を決めた。
今大会が日本リーグ最後の出場となる、監督権選手の御内健太郎(シチズン時計)の日本リーグ引退に花を添える結果となった。
御内健太郎監督兼選手コメント
総力戦になるなとは昨日から思っていたんですが、激しい試合になり、でも自分たちの力を出せて、最後の集大成として最高のパフォーマンスができました。
本当に、会社のサポートがあって、家族、友人や仲間と支え合ってここまで来れたと思います。
初優勝は、自分たちのものではなく、支えてくださった皆さんに最高の成績でお返しできたのかなと思ってます。
この日本リーグ、本当に素晴らしい試合がたくさんあります。面白い試合、感動する試合、一つ一つ物語がありますので、また来年以降も応援して頂けたらと思います。
皆さまのおかげで優勝できました。本日はありがとうございました。
写真:御内健太郎(シチズン時計)/撮影:ラリーズ編集部
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