「地方の大学でも戦えることを証明したい」創部初のインカレ16強・北陸大学卓球部に潜入
幹部交代後は新キャプテンをサポート
11月の秋季北信越学生卓球大会までキャプテンを務めた亀井康平(北陸大学3年)にも話を聞いた。
写真:亀井康平(北陸大学)/提供:北陸大学卓球部
――北陸大学では3年生がキャプテンを務めると伺いました。4年生がいる中、難しい点はありますでしょうか?
亀井康平:3年生が主将だとまさに中間管理職です。
3年生キャプテンとして、上には4年生がいて気を使いますが、それでも部のキャプテンとして方向性などを、しっかり示していかないといけません。
また全体を動かしていかないといけませんが、まだまだ社会のことは無知なので、様々なオンライン研修にも参加し、チームを動かすための知識をつけ全体をまとめられるように心掛けています。
――逆に今後は最上級生として、一つ下の代のキャプテンを支える立場となるわけですが、何か意識している点はありますか?
亀井康平:幹部交代以降は最上級生として、キャプテン経験者として次のキャプテンにそれぞれの学年との関わり方や、自分の考えの伝え方、自分以外の同期にしてもらうことなど、様々なことを伝えていきたいと考えています。
時には私からチーム全体に「こうしたらいい、こうするべき」など直接伝え、サポートしていきたいと考えています。
…あとは木村監督マニュアルをしっかり伝授します(笑)。
写真:亀井康平(北陸大学)/撮影:ラリーズ編集部
地方の大学でも戦えることを証明したい
最後に再び木村監督に話を聞く。
写真:木村信太監督/撮影:ラリーズ編集部
――今後も監督として北陸大学卓球部をどのようにしていきたいか展望をお聞かせ下さい。
木村信太監督:今後30年、50年と続いていける大学、チームになっていって欲しいと思っていますし、何でも挑戦できるチームになって欲しいです。
写真:北陸大学卓球部の練習場/撮影:ラリーズ編集部
木村信太監督:大学は最後の教育機関であり、ここで学んだことを就職活動の場で企業、採用担当者に見ていただくことになります。
本学は卓球プロ育成チームではないので、卓球部での課外活動を通して社会人基礎力を身につけさせ、プロ人材を生み出せるようにしています。
――最後に今後の目標もお伺いできればと思います。
木村信太監督:今年はインカレで創部初のベスト16にも入りましたので、次はインカレベスト8以上を目指し、地方の大学でも戦えることを証明したいですね。
また多くの人材を育成し、1人でも多く卓球の指導に携われるようになり、卓球競技の普及にも尽力して欲しいと願っております。
取材・文:山下大志(ラリーズ編集部)
X(Twitter)をフォローしよう
Follow @ssn_supersports
Follow @ssn_supersports