上田仁、5度目のVならず 大島祐哉との“京都出身”対決に敗れるも「素直におめでとう」<卓球・全日本社会人2022>
<第56回全日本社会人卓球選手権大会 日時:10月28日~30日 場所:長野・ANCアリーナ(安曇野市総合体育館)>
30日、全日本社会人選手権(以下、全日本社会人)が大会最終日を迎え、男子シングルス決勝が行われた。
昨年と同カードとなった上田仁(T.T彩たま/埼玉)と大島祐哉(木下グループ/東京)の対戦は、上田が先に2ゲームを先取するも大島に4ゲームを連取され、ゲームカウント4-2で大島に軍配が上がった。全日本社会人シングルスここまで無敗と、驚異の成績を残してきた上田だったが、惜しくも準優勝となった。
上田仁コメント
写真:上田仁(T.T彩たま/埼玉)/撮影:ラリーズ編集部
無敗が途切れましたか、いかがですか?
清々しいですね(笑)。
今回はもう、組み合わせを見た時点で厳しいなと。龍崎選手とすぐ当たるし、有延選手にも全然勝てなかったので。
みんながネタのように、「社会人は上田の試合だからな」とか「上田を倒しに来た」とか言ってくれるんですけど、僕というより周りが意識してくれて(笑)、僕自身は逆にすごくリラックスして大会通して試合できました。
その意味では、負けましたけど、すごくいい試合も多かったですし、清々しいなって感じです。
去年と同じ顔合わせの決勝、先に2-0リードした展開でした
大島選手は強いですし、去年とは絶対違うと思いながらやっていたんですけど、試合やっていくなかで、結構やることがなくなってきてしまって。
最初2ゲーム僕が取りましたけど、デュースと9で、ギリギリだったので、内容的には結構、完敗だったかなという感じです。
何が違ったんでしょう?
最初の2ゲームは僕はいつも通りで、向こうが割と力が入っていて、それでも10と9で取れました。
次のゲームから大島選手が両ハンドを思い切って振ってきて、それが入ってきたので、僕そこにうまく対応できなかった。全体的に大島選手ペースの試合展開だったので、やっていて、結構きつかったですね。
試合後、大島選手を称える笑顔も見えました
大島選手と僕は、京都北部の田舎出身で本当に小学生くらいの小さい頃から知っていて。その2人で、二年連続で決勝の舞台を戦うっていうことに感慨深いものがあって。
素直におめでとうという気持ちが湧いてきました。
今後の抱負は
Tリーグで、もっと気楽に戦えたらなと思っています。この全日本社会人はわりといつもリラックスして試合ができるんですけど、Tリーグとか全日本選手権で勝てるように頑張りたいなと思います。
文:ラリーズ編集部
文:ラリーズ編集部
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