
「今後も継続してこの事業をやりたい」令和7年度日本リーグ・日学連・高体連合同強化事業が無事終了
カテゴリーごとの最終結果(女子)
日本リーグ
1位:牛嶋星羅(サンリツ) 16勝0敗
2位:矢島采愛(レゾナック) 11勝5敗
3位:岡田琴菜(十六フィナンシャルグループ) 11勝5敗
4位:枝廣瞳(中国電力ライシス) 9勝7敗
5位:伊藤百華(エクセディ) 6勝10敗
6位:小畑美月(デンソーポラリス) 5勝11敗
7位:郡山七海(広島日野自動車) 3勝13敗
8位:岡崎日和(百十四銀行) 3勝13敗
日学連
1位:枝廣愛(中央大学) 14勝2敗
2位:浅田真奈(朝日大学) 12勝4敗
3位:青井さくら(筑波大学) 11勝5敗
4位:小林りんご(青山学院大学) 11勝5敗
5位:藤田知子(愛知工業大学) 9勝7敗
6位:吉岡桜子(中央大学) 8勝8敗
7位:中谷理菜(立命館大学) 6勝10敗
8位:岡るる(神戸松蔭女子学院大学) 3勝13敗
高体連
1位:青木咲智(四天王寺高校) 12勝4敗
2位:髙森愛央(四天王寺高校) 10勝6敗
3位:島村果怜(横浜隼人高校) 8勝8敗
4位:立川釉菜(明徳義塾高校) 7勝9敗
5位:山室早矢(桜丘高校) 6勝10敗
6位:渡邉心葉(明徳義塾高校) 4勝12敗
7位:日下部詩季(遊学館高校) 4勝12敗
8位:松元菜音(留萌高校) 3勝13敗
日本卓球リーグ実業団連盟専務理事 佐藤真二氏コメント
写真:日本卓球リーグ実業団連盟参加者の集合写真 前列右から3人目が佐藤真二氏/撮影:ラリーズ編集部
私が現役の頃は、実学対抗という学生と日本リーグの対抗戦がありましたが、高体連の選手とやることはほとんどありませんでした。今の高校生も強いので、この事業はすごく大事なことではないかなと思いますね。
日本リーグという立場から見ると、全日本選手権などの大会では実は高校生に負けていることが多いというデータがあります。
大学生とやる機会は多いのですが、高校生とやる機会が非常に少なくて、彼らは急に長いサービスを出してみたり急にフリックをやってみたりする。高校生にとってはスタンダードなことなので、我々も戦術訓練に良いと思っています。
昔は高体連、日学連、日本リーグの仲が良くて、普及や強化のためにしっかり協力してやっていた時期がありましたが、ナショナルチームの導入などで3カテゴリーが揃って何かやる、という機会が減ってしまっていました。
今の理事長(板垣理事長、宗片理事長)とは年齢が近いこともあって、透明性をもって話し合いができているので、来年以降も交流をどんどんしていきます。
日本リーグとしては、今まで進めてきた「教育」「指導」「強化」の活動に加えて「雇用」もしっかりしなければならないと思っていて、社会人の姿が高校生や大学生の道標となればいいなと思います。
今後も継続してこの事業をやりたいですね。
日本学生卓球連盟理事長 板垣賢一氏コメント
写真:日本学生卓球連盟理事長 板垣賢一氏/撮影:ラリーズ編集部
3つのカテゴリーが揃って試合をするというのはどのカテゴリーにとっても意義のある取り組みだと感じています。
日学連としては、大学生の選手が緊張感をもってやっているのが良かったと思います。
3日間通して見てきて、渡辺裕介選手(協和キリン)が全勝中の岡野俊介選手(朝日大学)に勝った試合はプライドを感じましたね。
今回はナショナルトレーニングセンターという良い会場を取れましたが、普段は会場のスペース上、試合数が限られてしまうこともあります。良い場所を確保して、試合数を増やしていきたいですね。
全国高等学校体育連盟卓球専門部理事長 宗片信一氏コメント
写真:全国高等学校体育連盟卓球専門部理事長 宗片信一氏/撮影:ラリーズ編集部
この合同強化事業は17回目を迎えました。また、日本リーグ実業団連盟様に参加していただくのは2回目となります。三者で何か良い強化事業をしていきたいと数年前に話し合い実現している事業であります。
世代を超えて日本リーグ・日学連・高体連が合同で強化していくことは、非常に刺激的であり、重要で意義がある事業だと感じています。
今回、今までの開催を基に修正した強化方式で実施しており、さらにパワーアップした強化となっていると感じています。また、どのカテゴリーの選手にも緊張感があり、非常にレベルの高い強化になりました。
各団体の積極的な情報交換もあり、今後の組織運営や強化方法の改善に大きく寄与することになると考えています。高体連選手が、やがて進む道の先輩方が一堂に集まり、真剣な姿を目の当たりにして、卓球に励むことができるのは、素晴らしいことだと考えられます。
今後もこの事業が長く継続されることを願っています。
文:ラリーズ編集部
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