長﨑美柚、木原美悠との日本人対決制し8強 張本美和、快勝でベスト8<卓球・WTTスターコンテンダーバンコク2023>
<卓球・WTTスターコンテンダーバンコク2023 日時:4月23日~29日 場所:バンコク(タイ)>
4月23日から開幕した、WTTスターコンテンダーバンコク2023。27日には、男女シングルスの3回戦と各ダブルスの準決勝が行われた。
長﨑が木原との日本人対決制す
女子シングルス3回戦では、長﨑美柚(木下グループ)と木原美悠(木下グループ)が対戦。日本人対決となったこの対決の第1ゲームは、互いに点を取り合う接戦となるが、チャンスを見逃さずに取り切った長﨑が11-7で第1ゲームを先取。
写真:木原美悠(木下グループ)/提供:WTT
第2ゲームは激しいラリー戦が繰り広げられて競り合い、2点のリードをしのぎ切った長﨑が第2ゲームも連取する。
追い詰められる形となり、ここから逆転を狙う木原だったが、第3ゲームは的確な攻撃で長﨑が木原を圧倒して11-3で制し、ゲームカウント3-0で長﨑が勝利。準々決勝進出を決めた。
長﨑は準々決勝では、ヤン・シャオシン(モナコ)との対戦となる。
写真:長﨑美柚(木下グループ)/提供:WTT
同じく女子シングルス3回戦では、張本美和(木下アカデミー)は今大会第2シードのソフィア・ポルカノバ(オーストリア)と対戦。
写真:張本美和(木下アカデミー)/提供:WTT
張本が圧倒的な試合展開を見せ、2ゲームを連取。第3ゲームは序盤リードを許したものの、連続ポイントで逆転して制し、ゲームカウント3-0で張本が快勝。準々決勝進出を決めた。
張本は準々決勝では、朱芊曦(チュチョンヒ・韓国)と対戦する。
写真:ソフィア・ポルカノバ(オーストリア)/提供:WTT
また、女子シングルス3回戦では、平野美宇(木下グループ)は世界ランキング24位のチャン・リリー(アメリカ)と対戦。第1ゲームをデュースの末に先取され、第2ゲームもチャンの攻撃が決まり、11-8でチャンに連取される。
写真:平野美宇(木下グループ)/提供:WTT
流れを変えたい平野だったが、チャンの勢いを止めることができず、ゲームカウント3-0でチャンが勝利。平野は3回戦で敗退となった。
写真:チャン・リリー(アメリカ)/提供:WTT
男子シングルス3回戦では、世界ランキング5位の梁靖崑(リャンジンクン・中国)とアントン・ケルベリ(スウェーデン)が対戦。接戦となった第1ゲームは、チャンスをものにしたケルベリが11-9で先取。
写真:梁靖崑(リャンジンクン・中国)/提供:WTT
ケルべリは勢いそのままに、第2ゲームも連取。後がなくなった梁は、なんとかしのぎ切って第3ゲームを取り返すが、ケルべリの強さはとどまらず、第4ゲームを11-3で圧倒して制す。結果、ゲームカウント3-1でケルべリが梁に勝利し、金星を挙げた。
写真:アントン・ケルベリ(スウェーデン)/提供:WTT
そのほか、ドミトリ・オフチャロフ(ドイツ)に3-1で勝利したクリスチャン・カールソン(スウェーデン)や、ルーウェン・フィルス(ドイツ)に勝利した張禹珍(ジャンウジン・韓国)らが準々決勝に駒を進めている。
写真:張禹珍(ジャンウジン・韓国)/提供:WTT
女子複、混合複ともに惜しくも準決勝敗退
女子ダブルス準決勝で、木原/長﨑は李昱諄(リユジュン)/鄭怡静(チェンイーチン・チャイニーズタイペイ)と対戦。
第1ゲームを先取されるも、日本ペアがそこから2ゲーム連取し、ゲームカウント2-1として勝利まで1ゲームとする。
写真:木原美悠/長﨑美柚(木下グループ)/提供:WTT
しかし、そこから安定したコンビネーションを見せた台湾ペアが、日本ペアを寄せ付けず2ゲーム連取。ゲームカウント2-3で日本ペアは惜しくも逆転負けを喫した。
写真:李昱諄(リユジュン)/鄭怡静(チェンイーチン・チャイニーズタイペイ)/提供:WTT
また、混合ダブルス準決勝では、戸上隼輔(明治大)/張本美和(木下アカデミー)が林高遠(リンガオユエン)/陳幸同(チェンシントン・中国)と対戦。第1ゲームはなんとかデュースに持ちこむも取り切れず、中国ペアに先取を許す。
写真:戸上隼輔(明治大)/張本美和(木下アカデミー)/提供:WTT
なんとか食らいつく日本ペアだったが、中国ペアの正確な攻撃を攻略できず、そこから2ゲーム連取される。結果、ゲームカウント0-3で日本ペアが敗れた。
写真:林高遠(リンガオユエン)/陳幸同(チェンシントン・中国)/提供:WTT
女子ダブルス、混合ダブルスともに、惜しくも準決勝で姿を消した。
27日の日本選手試合結果と28日日本選手試合予定は以下の通り。
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