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オフチャロフ、林昀儒、モーレゴード擁する卓球界の“銀河系軍団”ノイ・ウルムが初優勝<ドイツカップ>

1月9日、ドイツの国内チームによって争われるドイツカップは準決勝、決勝が行われ、ノイウルムが優勝を飾った。

“銀河系軍団”が初優勝

ドイツの国内チームによって優勝が争われるドイツカップは、準決勝でザールブリュッケンを3-0で下し決勝に進んだボルシア・デュッセルドルフと、準決勝でオクセンハウゼンに同じく3-0で勝利したノイウルムの決勝となった。会場には5000人の観客が集まり、優勝争いの行方を目に焼き付けた。

1番では、今季ブンデスリーグで10勝0敗の戦績を上げているアントン・ケルべリ(スウェーデン)と、世界ランキング8位の林昀儒(リンインジュ・チャイニーズタイペイ)が対戦。

林昀儒
写真:林昀儒(リンインジュ・チャイニーズタイペイ)/提供:WTT

長短の分かりづらいサービスと流れるような両ハンド速攻でケルべリを圧倒した林がストレートで勝利、ノイウルムが先制点を上げた。

トルルス・モーレゴード
写真:トルルス・モーレゴード(スウェーデン)/提供:WTT

2番は“ドイツの皇帝”ティモ・ボル(ドイツ)と、トルルス・モーレゴード(スウェーデン)の対戦となった。世界卓球2021大会ではフルゲームの末モーレゴードが勝利しており、今試合も両者一歩も引かない接戦となった。

ティモ・ボル
写真:ティモ・ボル(ドイツ)/提供:WTT

巧みなコース取りのカウンターでモーレゴードに迫ったボルだが、トリッキーながらも安定性を増したプレーを見せたモーレゴードがフルゲームで勝利。喜びを爆発させた。

邱党
写真:邱党(キュウダン・ドイツ)/提供:WTT

優勝に王手をかけたノイウルムは、3番でドミトリ・オフチャロフ(ドイツ)が登場。後がないボルシア・デュッセルドルフからは邱党(キュウダン・ドイツ)が登場した。

ドミトリ・オフチャロフ
写真:ドミトリ・オフチャロフ(ドイツ)/提供:WTT

裏面打法を駆使した堅実なプレーを見せた邱党だったが、破壊力のある両ハンドを振り続けたオフチャロフの勢いは止まらず、ゲームカウント3-0でオフチャロフが勝利。世界トップクラスの選手を擁し、“銀河系軍団”と称されるノイウルムはドイツカップ初優勝を果たした。

準決勝試合結果

〇ボルシア・ドュッセルドルフ 3-0 ザールブリュッケン

〇アントン・ケルべリ(スウェーデン)3-0 セドリック・ニュイティンク(ベルギー)

〇邱党(キュウダン・ドイツ)3-1 ダルコ・ヨルジッチ(スロベニア)

〇ティモ・ボル(ドイツ)3-1 パトリック・フランチスカ(ドイツ)

〇ノイウルム 3-0 オクセンハウゼン

〇トルルス・モーレゴード(スウェーデン)3-0 シモン・ゴジ(フランス)

〇林昀儒(リンインジュ・チャイニーズタイペイ)3-1 アルバーロ・ロブレス(スペイン)

〇ドミトリ・オフチャロフ(ドイツ)3-2 キャン・アキュズ(フランス)

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