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【卓球技術】動けない人必見!ツッツキをストップで返球する時の3つのポイント

2021.11.21 文:加藤拓也コーチのYouTube KATO卓ちゃんねるより
ツッツキ対ツッツキというよくある展開の中にも、意外な一手があると試合を優位に運びやすくなります。

「これができると試合が変わる!脱中級者講座」の第13回では、ツッツキへのストップのコツと練習法を、加藤コーチの技術指導を通して詳しく見ていきましょう。

加藤拓也
【加藤拓也(かとう たくや)】京都府・洛東高等学校から京都産業大学を経て、現在は天王山卓球スクール北山店でコーチを務め、子どもから大人までを幅広く指導する。戦型は右利きの中国式ペンホルダーでフォア表ソフトバック裏ソフト。中学生から卓球を始めながら、全国大会出場経験も持つ。自身の個人チャンネルであるKATO卓ちゃんねるでは、中ペン、表ソフトの技術をメインに練習や試合の動画を多く配信している。‬(写真提供:本人)このページの目次

  • [7 【連載】これができると試合が変わる!脱中級者講座 加藤拓也コーチ編]()

ツッツキをストップで返球する

加藤:今回は足が動かない方必見のツッツキをストップで返す時のポイントについて解説していきたいと思います。

レディース選手や、大人になって卓球を始めてなかなか足が動かない方、あとはペンホルダー選手の方が、特に長いバックに長いツッツキが来た時に無理して回り込んで打つのも難しいし、バックで持ち上げるのも難しいです。

そのような状況になった時に取るべき選択はツッツキ対ツッツキだけになりますが、長いラリーの中で強打されてしまうこともよくあります。

この時にツッツキを一本ストップで返すことによって、相手を台の中に入れて次のボールを詰めることができれば、相手を前後に揺さぶることができるので、是非とも覚えていただきたい技術です。

テレ東卓球塾## ツッツキをストップする3つのポイント

1.バウンド直後を捉える

加藤:ツッツキをストップで返すポイントの1つめは、バウンド直後を捉えるということです。

打点を落として頂点後にストップをしようとすると、どうしても山なりのボールになり相手に強打されてしまいます。タイミングが早い方が質の高いボールを送ることができるし、相手の逆を突くこともできます。

表ソフトは裏ソフトとは違って回転量でごまかしにくいので、ボールの低さやタイミングで勝負したいです。表ソフトを使っている方は特に打点を意識しましょう。

また、ストップをする時はしっかりと体の前で打つことが大切です。

2.飛んでくるボールのやや横を捉える

加藤:2つめのポイントとしては、飛んでくるボールのやや横を捉えてあげるということです。

ある程度の下回転のボールが飛んでくると思うので、それに対してラケットを真っ直ぐ当てると反発してボールが飛んでいってしまいます。少しでもボールが台から出ると相手に狙われてしまうので、台上でツーバウンド(理想はスリーバウンド)させるように回転の軸を外してボールの横を捉えることを意識しましょう。

3.インパクト直後にラケットを引く

加藤:3つめのポイントは、インパクト直後にラケットを引いてあげる、ということです。

ツッツキやストップは腕を前に出すことが多いですが、その分だけボールも前に飛んでいくので、ラケットを少し引くという動作を加えてもらうと良いです。

ただし力任せに引くのではなくて、体の流れに合わせるくらいの力加減でやってもらうとストップは止まってくれます。

また、ストップを止めることが大事なのであまり切りにいくという意識は持たない方が良いです。

実際の見本動画、展開の作り方について4:06~7:15

## やってはいけない例

加藤:この技術をやる上でやってはいけない例を紹介します。例えばツッツキが飛んできてストップをする時に、質の良いボールを打とうとして自分で力を加えすぎてしまうのは良くないです。先程も解説したようにボールが台から出ると相手に打たれてしまいます。

最初はボールを浮かせてしまってもいいので、相手のツッツキの勢いを逃がして抑え込むという意識を持ちましょう。

また、バウンドが落ちたところで捉えてしまうのも良くないです。難しくて怖い技術ゆえ打点を落としがちになりますが、結果としてボールを持ち上げるような形になってしまいます。

ミスをしても良いので早い打点で捉えることを心がけましょう。

Rallys×パンダーニ コラボユニフォーム登場 オンライン限定販売ハイテンション裏ソフトラバー REDMONKEY ぼくらが欲しいラバーを作りました。Rallys編集部TAKUMANA もっと気持ちよく練習しよう。 NEW Original Tee ¥2,990## まとめ

加藤:長い下回転に対しては打たないといけない、ツッツキをしないといけないという考え方を持ちすぎないようにしましょう。あえて短いボールで返すことによって相手の逆を突くこともできますし、点につながることもあります。

あまりやる人がいないからこそ、この技術は効果的です。

打つことができない、攻撃が苦手な方には特にオススメな技術です。

動画はこちら 【卓球】動かずに勝つ必殺技!ツッツキをストップで返球する!

## KATO卓ちゃんねる

KATO卓ちゃんねるはこちら

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