
【卓球技術】表ソフトは“ツッツキ”が特に大事 メリットと注意点、ツッツキからの展開を紹介
ツッツキの注意点
加藤:注意点としてはやはりボールの質です。
質がない状態で普通にツッツキをしてしまうと、棒球になってしまって相手に打たれてしまうので、まずはツッツキの質を上げることが大事です。
まずは回転を掛けること、次に回転に変化をつけていくようにして技術を発展させていきましょう。
質の高いツッツキができるようになった上で今お伝えさせてもらった3つのポイントを意識してやってもらうことで試合で効かせられるようになります。
加藤:ツッツキを用いた展開の作り方について紹介していきたいと思います。
ツッツキは基本的に点を取りに行く技術ではないので、ツッツキをやってからの展開を意識することが大事です。
ツッツキでチャンスメイクをして次のボールで決めるというのが理想の展開になってくるので、その展開の作り方をまずお話ししていきたいと思います。
1.フォア側にツッツキ→クロスにカウンター待ち(右利き対右利き)
加藤:1つ目はフォアにツッツキを厳しく送って、相手に回転をかけさせたクロス側のボールをカウンターするという展開です。
基本的に厳しいボールを送るとクロス側に返って来やすいです。よほど待たれていない限り強打をされることはないので、厳しいツッツキを送ったら大体ループドライブで持ち上げてくるので、それをしっかり待って打つ。
そこまでを頭に置いてツッツキをやることが大事になってきます。
2.バックにツッツキ→回り込みカウンター待ち
加藤:2つめはバックにツッツキをして、クロスに飛んでくるボールを回り込んでカウンターで待つという展開です。
ツッツキをバックにしっかり送ることができたら、ボールはクロスに返ってきやすいです。バックドライブをしっかり振ってくる人は少ないので、ツッツキで詰めたらツッツキまたはループドライブで返ってくると考えて良いです。クロスに返ってきたボールを回り込んで強打できるように。
チャンスメイクをしたら次の球はしっかり攻めるようにしましょう。
まとめ
加藤:表ソフトはツッツキで独特なボールが出ます。回転の種類が多彩であるだけでなく、弾道も直線的になります。それゆえ相手を詰まらせやすく、自分から積極的に打っていくよりも安心して相手のボールを狙いやすくなり、試合に勝ちやすくなります。
練習量が少ない、または怪我で体を大きく動かせない人でもツッツキ対ツッツキの練習を徹底して行えば試合にも勝てるようになります。ツッツキとはそれくらい大事な技術です。
ツッツキはツッツキ自体を行った後の展開とセットで考えることが大切ですが、これは他の技術でも言えることです。何か一つの技術とその次の展開までをしっかり頭において普段の練習をやることが大事になってきます。
動画はこちら【卓球】ツッツキの重要性を理解すれば試合で負けにくくなる!
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