早田ひな、2冠達成 女子複も長﨑/安藤が初優勝飾る<卓球・WTTスターコンテンダードーハ>
国際大会 早田ひな、2冠達成 女子複も長﨑/安藤が初優勝飾る<卓球・WTTスターコンテンダードーハ>
2021.09.26 文:ラリーズ編集部
<WTTスターコンテンダードーハ大会 9月20日~25日>
25日、WTTスターコンテンダードーハ大会は最終日を迎え、男女シングルスと男女ダブルスの決勝戦が行われた。女子シングルスで早田ひな(日本生命)が優勝、女子ダブルスで長﨑美柚(日本生命)/安藤みなみ(トップ名古屋)ペアが韓国ペアに勝利して優勝を飾った。
総括
写真:早田ひな(日本生命)/提供:WTT女子シングルス決勝には早田が登場。準決勝で田志希(チョンジヒ・韓国)に3ゲームを取られ窮地に追い込まれるも、持ち前の粘り強さとパワーで後4ゲームを制し、4-3で大逆転勝利を挙げて進んできた。決勝の相手は、中国香港の東京五輪代表である杜凱琹(ドゥホイカン)だ。第1ゲーム、第2ゲームと連続で早田が取ると、第3ゲームでは杜凱琹の流れから逆転して優勝に王手をかけた。
写真:杜凱琹(ドゥホイカン・中国香港)/提供:WTT第4ゲームで杜凱琹が安定したラリーで早田のミスを誘い1ゲーム取り返すも、第5ゲームで終始ラリーの主導権を握った早田が逃げ切り4-1で勝利。混合ダブルスとの2冠を達成した。
写真:長﨑美柚/安藤みなみペア/提供:WTT女子ダブルス決勝には長﨑/安藤ペアが田志希/梁夏銀(ヤンハウン・韓国)ペアと対戦。序盤から長﨑の強烈なドライブと安藤の前陣でのスマッシュが得点につながり第1ゲームを奪う。第2ゲームも日本ペアがリードするが、韓国ペアもコースを突いた攻撃で6-6と並ぶ。9-9までもつれ込んだが、日本ペアが一歩抜け出し第2ゲームを取って優勝に王手をかけた。
写真:田志希(チョンジヒ)/梁夏銀(ヤンハウン・韓国)/提供:WTT第3ゲームも1点を取り合う展開となったが、長﨑のチキータと安藤の異質ラバーを駆使した緩急のある攻撃で点差を広げ、10-4でマッチポイントを握る。韓国ペアも2点を取り返すが、最後は長﨑のバックハンドドライブが決まり、3-0のストレートで勝利。お互いの持ち味を最大限に活かした抜群のコンビネーションで初優勝を飾った。
写真:ウーゴ・カルデラノ(ブラジル)/提供:WTT男子シングルス決勝にはウーゴ・カルデラノ(ブラジル)とダルコ・ヨルジッチ(スロベニア)が登場。ゲームカウント2-1でヨルジッチが優位の状態で試合が進むも、第4ゲームでカルデラノが台上技術やブロックで点を重ねて2ゲームを取り返すと、第6ゲームではカルデラノの強烈なバックハンドドライブが炸裂。ゲームカウント4-2でカルデラノが優勝をつかみ取った。
写真:趙勝敏(チョスンミン)/安宰賢(アンジェヒョン・韓国)/提供:WTT男子ダブルス決勝では趙勝敏(チョスンミン)/安宰賢(アンジェヒョン・韓国)ペアが登場。リアム・ピッチフォード/ポール・ドリンコール(イングランド)ペア相手に第1ゲームを制す。第2ゲームはイングランドペアに軍配が上がるも、後2ゲームを韓国ペアが取り切り3-1で優勝を飾った。
今大会の最終成績は以下の通り。日本勢は、女子シングルス、女子ダブルス、混合ダブルスの3種目で優勝をつかみ取った。
最終日 結果
男子シングルス準決勝
〇ダルコ・ヨルジッチ(スロベニア) 4-2 李尚洙(イサンス・韓国)
13-11/12-14/11-7/9-11/11-7/11-2
リアム・ピッチフォード(イングランド) 1-4 ウーゴ・カルデラノ(ブラジル)〇
2-11/8-11/11-8/5-11/9-11
男子シングルス決勝
ダルコ・ヨルジッチ(スロベニア) 2-4 ウーゴ・カルデラノ(ブラジル)〇
5-11/11-6/12-10/9-11/3-11/9-11
男子ダブルス決勝
リアム・ピッチフォード/ポール・ドリンコール(イングランド) 1-3 趙勝敏(チョスンミン)/安宰賢(アンジェヒョン・韓国)〇
7-11/11-4/9-11/4-11
女子シングルス準決勝
〇早田ひな 4-3 田志希(チョンジヒ・韓国)
8-11/9-11/8-11/11-6/11-8/11-9/11-5
マルガリタ・ペソツカ(ウクライナ) 0-4 杜凱琹(ドゥホイカン・中国香港)〇
4-11/5-11/10-12/1-11
女子シングルス決勝
〇早田ひな 4-1 杜凱琹(ドゥホイカン・中国香港)
11-6/11-6/11-9/7-11/11-7
*早田ひな、女子シングルス優勝
女子ダブルス決勝
〇長﨑美柚/安藤みなみ 3-0 田志希(チョンジヒ)/梁夏銀(ヤンハウン・韓国)
11-8/11-9/11-6
*長﨑美柚/安藤みなみペア、女子ダブルス優勝
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