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「2つ同時に全力で」副業の卓球で得た“意外な相乗効果”とは

卓球インタビュー 「2つ同時に全力で」副業の卓球で得た“意外な相乗効果”とは

2021.06.30 文:ラリーズ編集部
好きなこと、興味あることは全てやってみる。

そんな生き方を大切にし、大好きな卓球を副業に選んだのが池田瑞姫(いけだみずき)さんだ。

池田さんは現在、ウェディング事業を展開する株式会社CRAZYで正社員として働きながら、副業で国内最大の卓球スクールTACTIVEのインストラクターとして活動する。

ウエディングと卓球という、一見交わることのないように見える2つの分野で働くことで得られた相乗効果とは?池田さんに好きな卓球を副業にすることのメリットについて聞いた。

このページの目次

  • [5 「池田瑞姫さんのように、副業でタクティブで働きたい」と思ったら]()

「1つだけ」より「2つ同時に全力で」

池田瑞姫、TACTIVE
写真:池田瑞姫さん/提供:タクティブ池田さんが卓球を始めたのは中学生のとき。「消去法」で卓球部を選んだことがきっかけだった。

「運動部に入ることは決めていたのですが、バスケやバレーって小学校の経験でヒエラルキーがあるじゃないですか?そこに混ざりたくなくて(笑)。するとソフトテニスかソフトボールか卓球だったんですね。日焼けが痛くなるタイプだったので、卓球にいきつきました(笑)」。

ゆるやかな卓球部生活を送っていた池田さんに転機がおとずれたのは、中学2年生のとき。全国大会出場校から異動してきた教師が卓球部顧問になり、卓球漬けの日々を送るようになった。みるみると実力をつけた池田さんは、その年に全国大会出場も経験。「中高のあの経験がなければ、人間的にも成長できなかったなと思います。恩師には感謝しかないです」。

国立大学法人徳島大学総合科学部を卒業。その後、大学院に進学した池田さんは、wellness(ウェルネス)を専攻に研究活動に取り組み、スポーツ教育やキャリア教育、語学教育など、幅広い教育について学びを深めた。「どういう活動が人間の発育・発達に影響を与えるのか、運動や食事、身体活動が総合的健康に与える影響などについて研究していました」。

池田瑞姫、TACTIVE
写真:学生時代に研究成果を発表する池田瑞姫さん/提供:本人そして、大学院生活と並行して、現職であるCRAZYの大阪支社でインターンとして働いていたという。「月火に大学院の授業を固めて、水〜日曜日は大阪のオフィスに出社して、スタッフの採用や研修、マネジメント、結婚式の施工をして徳島に戻るという生活を1年半くらいしていました」。

池田さんは「学生時代に1つのことだけに集中しようとするよりも、2つを同時に全力で進めた方がメリハリがついてうまくいくタイプだと気づいた」と自己分析する。

大学院卒業後はインターン先にそのまま新卒入社。入社3年目を迎えた今は、マーケティング室プロデューサー・プロダクトマネージャーとして活躍している。

卓球を副業にしたきっかけ

池田瑞姫、TACTIVE
写真:池田瑞姫さん/提供:タクティブ池田さんが副業を考えたきっかけのひとつに、新型コロナ感染症の流行があった。水泳で利用していた施設が利用できなくなってしまい、偶然久しぶりに卓球をしたら意外にも面白く、再開したくなったのだという。「でも、どうせやるなら、体を動かしながら人のためになることをしたいなと思って。あと、当時は趣味も特になかったので、『ちょっと違うことしてみたいな、人生』という思いもありました(笑)」

卓球での副業を考えたときに、まっ先に思い浮かんだのが、大学時代に読んだタクティブの記事だった。当時、卓球スクールといえば、個人オーナーの卓球場やクラブチームでの活動が主流だった中で、タクティブは多店舗展開を通して卓球の普及に力を入れていた。その様子は、記事やニュースに取り上げられることも多かった。

TACTIVE、タクティブ、卓球スクール
写真:卓球スクールTACTIVE自由が丘本店/提供:タクティブ記事を読んだときの印象を池田さんはこう語る。「卓球ブーム到来とはいえ、6年前はまだ卓球=ダサいみたいな空気がありましたよね。そんな中で、卓球で多店舗展開を目指すって純粋にすごいなと。面白いチャレンジだなと感じました」。

同時に、タクティブに企業としての魅力も感じたという。「CRAZYもベンチャー企業で、会社ではカルチャー作りや全社会議の運営などにも参加してるので、違う組織や文化を見てみたいという思いがありました。タクティブは、スヴェンソングループという大きな母体があり、『組織や文化がありそう』と感じたので、思い切って飛び込んでみました」。

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