• HOME
  • 記事
  • 卓球
  • 【卓球技術】下回転サーブを今よりさらに低く出すための3つのポイント

【卓球技術】下回転サーブを今よりさらに低く出すための3つのポイント

2021.06.19 文:瀬能吉紘コーチのYouTube 瀬能卓球チャンネルより
低く切れた下回転はシンプルなサーブながら、いざというときに一番頼りになるサーブです。

「これができると試合が変わる!脱中級者講座(瀬能クラブ・瀬能吉紘コーチ)」の第3回では、低く切れた下回転サーブを出すコツと練習法を、瀬能クラブの瀬能吉紘さんの技術指導を通して詳しく見ていきましょう。

瀬能吉紘
【瀬能吉紘(せのう よしひろ)】滝川第二高等学校から京都産業大学を経て、現在は瀬能クラブのオーナーを務める。インターハイでは団体5位、シングルス3回戦の経験を持つ。関西の強豪・京都産業大学では関西学生リーグ最多勝や、関西学生卓球選手権ではシングルス3位、ダブルス優勝などの実績を残している。社会人になってからも全日本選手権シングルス、ダブルス、ミックス出場など全国で活躍している。(写真提供:本人)このページの目次

  • [7 【連載】これができると試合が変わる!脱中級者講座]()

下回転を切る方法

瀬能吉紘(以下、瀬能):今回は低く切れた下回転サーブを出す方法を解説していきたいと思います。
まずは下回転を切る練習法を紹介します。

そのための一番やりやすい方法として、ボールの相手側をこするイメージで振り抜いてしまうというものがあります。

実際はボールの真下をこするのが正しいスイングにはなるのですが、意識としてはボールの相手側をこするつもりでするくらいでやらないと、ラケットを返してしまって後ろから押してしまいます。そうすると自分では切っているつもりでも、あまり切れていないナックルになってしまいます。

そのため、ボールの相手側をこするつもりでスイングすると丁度真下を水平に切るくらいになります。

実際の練習動画 1:09~

## ラケットの“重さ”を使う

瀬能:またもう一つの下回転を切るためのラケットの動かし方としては、ラケットの重さを使うというものがあります。腕をしっかり振ることによってラケットの可動によって切ることができます。

このラケットの重さを使うためには、グリップや手首から力を抜いて、ラケットの動きやしなりを利用する必要があります。

以上の、ボールの相手側をこすって振り切ること、ラケットや手首から力を抜くこと、の2点を意識してサーブを出してもらえると下回転をかけることができると思います.

実際の練習動画 2:58~

## 低いサーブを出す方法

瀬能:下回転を切れば切るほど、ボテボテの高いサーブになってしまうという人を多く見ます。

下回転を切るときにどうしてもボールの真下をこするので、ボールが上から落ちてくる力でどうやっても上にはねてしまい高いボテボテのサーブになってしまいます。

そこで意識してほしいのは、ボールが上に跳ね上がるのは考慮に入れたうえで、もとからさらに低い位置でサーブを出すということです。

つまり、ボールが上に跳ね上がった高さが丁度ネットすれすれになるように、打球点を低いところまで持っていくということです。

実際の練習動画 4:24~

## さらに低くするためのポイント

瀬能:さらに低いサーブを出すためのポイントが3つあります。

1つ目は、打球点を低くするためにトスが一番下まで落ちてきたときに打球するということ。

2つ目は、打球時に上方向ではなく相手方向にボールを飛ばすために、できる限りボールを薄くとらえて切るということです。厚く当ててしまうと、どうしても上に飛ぶ力が強く伝わってしまうので、薄くとらえる意識を持つことが大切です。

3つ目は、膝を使うことです。トスしたボールが落ちてくる速度に合わせて膝を曲げることで、ボールが上に跳ねる力を膝で吸収することができ、サーブを低く出すことができます。ボールの落下速度と同じ速さで膝を曲げることが大切です。

ぜひ試してみてください。

実際の練習動画 6:46~

## 動画はこちら 【卓球】◯◯を意識するだけで質の高いサーブが出せる!下回転サーブの出し方解説!

## 瀬能卓球チャンネル

瀬能卓球チャンネルはこちら

【連載】これができると試合が変わる!脱中級者講座

【連載】これができると試合が変わる!脱中級者講座
>>【連載】これができると試合が変わる!脱中級者講座(瀬能コーチ編)

関連記事