C・ロナウドやモドリッチがW杯を去り、新世代台頭でサッカー界に世代交代の波が打ち寄せる
写真:モドリッチ(新華社/アフロ)
メッシ対モドリッチのバロンドーラー対決は、メッシに軍配が上がった。
カタールW杯準決勝「アルゼンチン対クロアチア」の一戦は、3-0でアルゼンチンの勝利となった。
メッシは決勝戦まで駒を進めることができたが、サッカー界には確実に世代交代の波が打ち寄せている。
C・ロナウドにモドリッチ、ベイル、アザールなど、スターたちが最後のW杯を終えた
公言している者も、公言していない者もいるが、今回のカタールW杯が最後になるであろう選手たちの多くがすでに大会を去った。
残っているのはメッシとディマリアの2人がいるアルゼンチンくらいで、多くのスターがそのキャリアの集大成となるW杯での戦いを終えている。
今回のW杯で、この10年~15年ほどサッカー界の主役を担ってきた選手たちの多くが第一線を退く形となる。
クラブレベルでは現役を続ける選手も多いが、時代の真ん中に君臨するような活躍はそろそろ難しくなってきている。
今後はエムバペを筆頭に新世代が世界のサッカーの主役になっていく
カタールW杯の決勝には、すでにアルゼンチンが駒を進めているが、もう一歩のブロックではフランスが有力視されている。
モロッコも大躍進となっているが、これ以上勝ち進むのはさすがに難しいだろう。
そうなると、決勝戦は「メッシ対エムバペ」のレジェンド対新世代の構図となる。
メッシにW杯を優勝してほしいといった願望を持つファンも多いかと思うが、実力的にはエムバペ擁するフランスの方が上だろう。
エムバペがメッシを倒しW杯連覇を達成するとなると、「サッカー界の世代交代」がより色濃く感じられるはずだ。
今回のW杯には出場していないマンチェスター・シティで規格外の活躍を見せているハーランドと共に、「エムバペ、ハーランド時代」が一気に到来するかもしれない。
他にも、ヴィニシウスやロドリゴ、ガビ、ペドリ、ムシアラ、ベリンガムなどは、今回のW杯でさらに経験値を高めたことで、欧州サッカーの主役になっていくことだろう。
「メッシ・C・ロナウド時代」の終わりはもうすぐそこまで来ている。
これまでサッカー界を盛り上げてくれたレジェンドたちに敬意を表しながら、今後の新世代の躍進を楽しもう。
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