カタールW杯「B組」展望、大本命はイングランドもウェールズやアメリカ、イランなどFIFAランキング20位以内が揃う

サッカー,ガレス・ベイル

写真:ガレス・ベイル(提供:ロイター/アフロ)
ついに開幕まで10日を切った「カタールW杯」だが、各国メンバーが徐々にカタールに集まってきている。

大会初日に登場する「グループB」は、イングランドにウェールズ、アメリカ、イランの4チームがしのぎを削る。

各グループ上位2チームが決勝トーナメントへ進出するが、グループBはどの国が決勝トーナメントに進出するのだろうか。

大本命のイングランド

グループBの大本命は、イングランドで決まりだろう。

FIFAランキングは5位となっており、スター選手も多数存在する。

・ジュード・ベリンガム(ドルトムント)

・ラヒーム・スターリング(チェルシー)

・マーカス・ラッシュフォード(マンチェスターユナイテッド)

・ハリー・ケイン(トッテナム)

・ブカヨ・サカ(アーセナル)

・カイル・ウォーカー(マンチェスター・シティ)

この他にもルーク・ショーやハリー・マグワイア、フィル・フォーデンなどスターがズラリと揃っている。

イギリスの同胞であるウェールズやアメリカやイランといった曲者が揃うが、1位突破は固いと言えるだろう。

英国のデータサイト「OPTA」が最新のAI技術から算出したカタールW杯の優勝確率では、イングランドは4位の8.03%となっている。

ベイル率いる優れた組織力を誇るウェールズ

ウェールズは、なんといってもガレス・ベイルに注目だ。

MLSに渡り欧州サッカーからは身を引いたが、所属するロサンゼルスFCのMLS初制覇に貢献するなど、まだまだその実力はトップクラスであると言える。

厳しい欧州予選を勝ち抜いた確かな組織力とベイルの個人技を武器に、決勝トーナメント進出を狙う。

「OPTA」の優勝確率では、ウェールズは19位の0.41%となっている。

プリシッチ率いる若さのアメリカ

FIFAランキング16位のアメリカは、MLSの選手と欧州リーグに所属する選手がバランス良く混合された実力あるチームだ。

9月に行われた日本戦では良いところなく負けてしまったが、この時にはプリシッチが不在であったため仕方がないと言える。

平均年齢が25歳と非常に若いメンバー構成となっているだけに、運動量のある激しい戦いができる。

「OPTA」の優勝確率では、アメリカは18位の0.46%となっている。

FIFAランキングアジア最上位のイラン

イランは、FIFAランキングでアジア最上位となる20位であり、カルロス・ケイロス監督が再任したことでW杯までにさらにチーム力はワンランクUPするはずだ。

レバー・クーゼンのサンダル・アズムンとポルトのメフディ・タレミなど、攻撃陣も強力だ。

「OPTA」の優勝確率では、イランは16位の0.60%となっている。