上田綺世,サッカー

フェイエノールト上田綺世がCL決勝T出場も無得点!日本代表CF問題も再燃か

写真:上田綺世(提供:なかしまだいすけ/アフロ)
3月5日、CLノックアウトフェーズラウンド16「フェイエノールト対インテル」のファーストレグが行われ、0-2でインテルが勝利した。

日本代表FWの上田綺世は59分から途中出場したが、訪れたビッグチャンスをものにできず無得点に終わった。

セカンドレグは3月11日にインテルのホームで行われる。

日本代表のCFは上田綺世と小川航基で本当にいいのか

負傷離脱から約1ヶ月ぶりの復帰となった上田綺世だが、インテル戦でも結果が出せず、フェイエノールトファンからは懐疑的な目で見られている。

前任者であるサンティアゴ・ヒメネスの存在が大きかったこともあるが、一選手としての実力で見ても物足りないのは確かだ。

もちろん日本人CFとしてはナンバーワンの実力者であることは間違いない。

ポストプレーも上手く、裏への抜け出しや決定力も日本人FWとしてはトップクラスだ。

それでも、欧州でも高い評価を受け続けている久保建英や三笘薫、堂安律ら2列目の選手たちと比べると物足りない。

CFに欧州4大リーグ上位チームのスタメンでプレーするような選手が現れれば、日本代表のW杯ベスト8以上の確率はグッと高まるはずだ。

もしも日本代表のFW陣が一定以上の水準に達さないレベルのままであれば、「ゼロトップ」の検討も必要になってくるだろう。

上田のライバル的な位置づけとなっている27歳の小川航基(NECナイメヘン)は、今季リーグ戦7得点と一定以上の結果を残しているが、上田からレギュラーを奪えると言い切れるほど突き抜けた活躍は見せていない。

25歳の町野修斗(ホルシュタイン・キール)は今季ブンデスで7得点を挙げており、3月シリーズに招集される可能性はあるが、実力的には上田や小川にわずかに及ばないといえる。

浅野琢磨はすでに30歳を超え、今後CFとして大きく成長を遂げることはないだろう。

そういった意味では、セルティックで本領を発揮し公式戦26得点を挙げている27歳の前田大然を柱にするという手も現実的な選択肢となるだろう。

前田が試合開始から後半25分程度まで前線で激しいチェイシングをしてくれれば、日本代表最大の強みでもある2列目の選手たちがより活きるはずだ。

上田綺世か、それとも小川航基か、はたまた町野修斗か、前田大然か。

日本代表のW杯アジア最終予選3月シリーズ(3月20日バーレーン戦、25日サウジアラビア戦)で誰が起用されることになるのか、注目だ。

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