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冨安健洋(写真:ロイター/アフロ)

冨安健洋は未だ復帰できず!CBへのポジションチェンジ&移籍を検討すべきタイミングか

冨安健洋(写真:ロイター/アフロ)
冨安健洋(25)は日本サッカー史上最高のDFと称される選手だ。

身体能力が高くサッカーIQもワールドクラスであり、左右の足を同レベルで扱えDFラインのすべてのポジションをこなすことができる。

しかし、そんな冨安には決定的な欠点が存在する。

それが「怪我への耐性力の低さ」だ。

2021-2022シーズンは約1750分、2022-2023シーズンは約1400分、2023-2024シーズンは約1650分しかクラブで出場していない。

クラブのレギュラーとしてプレーする選手たちの場合、年間3000分以上出場するのは当たり前で、主力に関しては3500分以上プレーするケースもある。(同僚のウーデゴールは昨季4000分以上プレー)

そうした選手たちと比べると、冨安はあまりにも稼働率が低いわけだ。

アーセナルというビッグクラブに所属していることも影響しているが、冨安のコンディションが年間通して良ければ、アーセナルであっても2000分~2500分は出場できていただろう。

CBへのポジションチェンジと移籍も検討すべきか

アーセナルは、ウーデゴールやミケル・メリーノら中盤の選手たちにも怪我人が続出しているが、DFラインはさらに状況が悪い。

イタリア代表DFのカラフィオーリは、6日に行われたフランス代表戦で左ふくらはぎを負傷し、最悪の場合は数試合を欠場する可能性がある。

ティアニーもハムストリングを負傷中で、冨安もトレーニングは再開間近だが、復帰までにはあと数試合かかるだろう。

特にCBと左右のSBのポジションをこなせる冨安の不在は、アーセナルにとってはかなりの痛手だ。

アルテタ監督は冨安の実力を高く評価しているためこれまで戦力外にはなっていないが、数年間に渡りこれほど稼働率が低くなれば、そろそろ「売却」を検討してもおかしくない。

冨安自身も今後のキャリアを見据えた上で決断をする時期であるともいえる。

チームの戦力として稼働する期間が少ない現状を踏まえれば、よりハムストリングやふくらはぎ、膝への負担が少ないCBにポジションを変えるべきだろう。

さらに、プレー強度が桁違いに高いプレミアリーグではなく、その他の4大リーグクラブに移籍するのも良い選択肢となるはずだ。

インテルから関心が寄せられている冨安

通常であれば数年間稼働率が低いDFにメガクラブが興味を示すことはまずないが、冨安に興味を示しているメガクラブは存在する。

それが昨季のセリエA王者インテルだ。

ヤン・ビセックを売却した際の代わりとなる選手として冨安を検討しているとインテルの専門サイト『InterLive.it』が報じている。

能力の高さは広く知られているだけに、冨安は20代後半に差し掛かる前に移籍すべきかもしれない。

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