
中村敬斗(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
左膝前十字靱帯断裂というショッキングな発表が所属クラブのモナコから発表されたことで、2026年6月に開幕する北中米W杯への出場が難しくなった南野拓実。
南野本人のキャリアにとっても痛手であるといえるが、W杯でベスト8以上を目指す日本代表にとっても同様にネガティブな出来事だといえる。
代表では主に左シャドーを担うことの多かった南野だが、代わりとなる選手の候補はいくつか挙げられる。
三笘薫(ブライトン)
左のシャドーとして最有力となるのが、三笘薫だ。
本来は左WGの選手であり代表ではWBを務めることが多いが、この1~2年は中央寄りのポジションでプレーする意識も強くなっている。
実際に代表でシャドーとしてプレーした経験もあり、自陣まで守備で戻る必要がないためその攻撃力を存分に発揮し得点力を高めてくれるはずだ。
中村敬斗(スタッド・ランス)
三笘同様に本来は左WGの選手で代表ではWBとしてプレーしている中村敬斗も左シャドーでプレーできる選手の1人だ。
左45度からのシュートを得意とする中村にとってはその攻撃力を最も活かせるポジションだといえるかもしれない。
三笘を左WBとして起用するならば、左シャドーに中村を起用し共闘させることでチームの攻撃力はかなり高いものとなるだろう。
前田大然(セルティック)
CFやWGが主戦場である前田大然も左シャドーでプレー可能だ。
前田は三笘や中村と比べドリブル力や連携して崩すプレーレベルは低めだが、「圧倒的なスピード」を持っている。
特にその特徴が活きるのが、高い位置での激しいプレスだろう。
相手DFが一瞬でも油断をすればボールを奪えるそのプレスは世界一と言っても過言ではなく、緊迫した試合内容となるW杯において非常に効果的となるはずだ。
鎌田大地(クリスタルパレス)
代表ではボランチで出場する機会が多くなっている鎌田大地も左シャドーで活躍できる選手の1人となる。
守備力もありリンクマンとしての能力も高い鎌田は、前線への飛び出しや決定力もあることから十分にこのポジションを担えるはずだ。
現在はハムストリングを痛め離脱しているため、3月31日のイングランド戦で左シャドーでのプレーを試せるかが微妙である点は不安要素となる。
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