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堂安律,サッカー

「カタールW杯」先発でも途中出場でも力を発揮できる絶好調の堂安が日本代表にいる心強さ

写真:堂安律(Etsuo Hara/Getty Images)
W杯に向けたカナダとの親善試合を明日に控える日本代表だが、絶好調である堂安律が「今の調子なら自分を使った方がいい」とスタメン奪取をアピールした。

負傷者やコンディション不良に陥る選手が多い中、絶好調を維持している堂安は日本代表にとって非常に心強い存在となっている。

堂安はブンデス2位のチームの主力として活躍中

公式戦4得点3アシスト。

堂安律の今季のこれまでの成績だ。

12得点3アシストと大ブレイクを果たしたフランクフルトの鎌田大地と比べれば少し物足りなく感じるが、冷静に判断すれば十分素晴らしい数字だと言える。

シーズンはまだ半分にも満たないわけなので、この調子で行けば年間8得点8アシストも狙える。(2試合くらい爆発すれば10得点も狙える)

さらに、特筆すべきはそのプレー内容だ。

圧倒的な体力とスピード、激しい守備、チャンスメーク、そしてフィニッシュに絡む動きなど、確実にワンランク上の選手となっている。

ブンデスリーガの絶対王者バイエルンミュンヘンに続く2位を確保しているフライブルクにおいて、絶対的な主力としてプレーしているのだ。

世界的な知名度で言えば前述した鎌田大地やレアル・ソシエダでプレーする久保建英よりは劣るが、プレーは遜色ないレベルであると言えるだろう。

先発でもOK、途中出場でも確実にチームを助けることができる

日本代表の攻撃的な右サイドは、スタッド・ランスの伊東純也でほぼ決まりだろう。

W杯アジア最終予選の日本代表の総得点12のうちの半数以上となる7点に関与(4得点2アシストプラスPK獲得1回)しており、日本代表における最大の武器であることから、伊東の牙城を崩すことは難しい。

トップ下も鎌田大地という絶対的な存在がいるため、ベンチスタートは濃厚ではあるが、誰かしらにアクシデントなどが起きた際はいつでもスタメンとして高いレベルでプレーできるはずだ。

また、仮にベンチスタートだったとしても、堂安ほどの選手がベンチにいてくれるというのは、チームとして非常に心強い。

試合の後半でチーム全体のプレスが弱くなってきたタイミングで堂安を投入すれば、一気にインテンシティを高めることができる。

また、「エリア外からの左足一閃」という飛び道具もあるので、スペースのできる後半に投入すれば得点を取ってくれる可能性も高まるはずだ。

左サイドは久保と三苫のどちらかがベンチとなる可能性が高いため、後半途中に堂安+三苫(もしくは堂安+久保)という強力な交代策も実行できる。

かつてはW杯で勝利することなど絶対にできないと考えられていたドイツ相手であっても、堂安がいることで「勝てなくはない」と思わせてくれる。

4年後のW杯では中心選手としてプレーするはずだが、ぜひカタールでも大暴れしてもらいたいものだ。

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