
写真:板倉滉(7044sueishi/アフロ)
11月18日、11月シリーズ第2戦、「日本代表対ボリビア代表」の一戦が国立競技場で行われる。
第1戦のガーナ代表との試合では佐野海舟や鈴木淳之介といった次世代を担う選手たちの活躍が目立ったが、ボリビア戦では第1戦に出場しなかった遠藤航や板倉滉、鎌田大地が起用される可能性が高い。
ベテラン勢が存在感を示せるかといった点も注目ポイントであるといえるだろう。
キャプテンの遠藤やDFリーダーの板倉もポジション確保が難しい状況に
これまでボランチの遠藤とCBの板倉は日本代表において絶対的な存在であり、怪我やコンディション不良でなければ必ずスタメンに名を連ねていた。
しかし、ボランチの佐野海舟とCBの鈴木淳之介、渡辺剛の台頭によって安泰な立場とはいえなくなってきている。
ガーナ戦では佐野と鈴木、渡辺がスタメンフル出場を果たしているため、ボリビア戦では高確率で遠藤と板倉がスタメンで起用されるはずだ。
もしもここで低いパフォーマンスに終始するようならば、間違いなく「序列が入れ替わったといえるのでは」といった声が一気に大きくなることだろう。
もちろん「経験値」といった点においては当然ながらベテラン勢の方が高いが、アグレッシブさや今後の成長といった点においては圧倒的に若手選手に軍配が上がる。
特に佐野の場合はボール奪取能力や運動量といった能力だけでなく、縦への推進力やボール扱いの上手さも兼ね備えているため、遠藤よりも現代のサッカーに合っている。
今後「佐野・遠藤」コンビで出場させる試合もあるはずだが、森保監督は「佐野・鎌田」「佐野・田中碧」「遠藤・守田」「遠藤・鎌田」といったようにある程度組み合わせを決めている可能性もある。
その場合はよりハイレベルなパフォーマンスを続けている佐野を軸にして遠藤や守田をベンチ要員とする未来もありえる。
CBに関しても、渡辺の安定感は非常に高く、好調時の板倉には及ばないものの板倉のコンディションが上がり切らなければ渡辺を右CBのファーストチョイスにする選択も十分にありえる。
左CBに関しても同様で、今後伊藤洋輝や町田浩樹が日本代表に復帰したとしても、トップコンディションに戻らなければ鈴木がファーストチョイスとなっても不思議ではない。
果たして18日のボリビア戦で遠藤と板倉は主力選手としての意地を見せられるのか、注目だ。
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