カタールW杯に向けた不安材料、コンディションを不安視されている日本人代表選手
冨安健洋(写真:Mike Hewitt / getty images sport)
三苫薫(Photo by Pablo Morano/MB Media/Getty Images)
ついに開幕まで1週間となったカタールW杯ですが、日本のファンが気になるのはやはり「日本代表が決勝トーナメントに進出できるかどうか」ではないだろうか?
ドイツ戦まで10日を切り、これから一気にチーム力を高めたいところだが、残念ながら日本はすでに怪我人が続出しており、スロースタートとなる可能性が高い状況だ。
現段階で「万全ではない日本代表選手」を確認しておこう。
日本代表にはコンディション不良or怪我が複数人いる状態
日本代表メンバーの「コンディションが万全ではない選手」は以下の通り。
・冨安健洋
11月3日のEL(ヨーロッパリーグ)で右太ももを痛め途中交代。
日本代表の合流初日もランニングせず調整中。
・久保建英
10月27日のELで左肩を脱臼し途中交代。
11月9日に行われたラ・リーガ第14節のセビージャ戦で前半10分から出場し、日本代表に合流後もしっかりとトレーニングをこなすも、「試合には出れるレベル」となっており、完治はしていない。
・板倉滉
9月12日の練習で膝の内側側副靭帯を部分断裂。
長いリハビリ期間を経て11月11日に行われたブンデスリーガ第15節のドルトムント戦に数分間のみ出場し復帰を果たす。
怪我も順調に回復してきているが、万全なコンディションではない。
・浅野拓磨
9月10日のブンデスリーガのシャルケ戦で膝の内側側副靭帯を部分断裂。
チームのトレーニングにも合流できているものの、試合には復帰できていない。
・遠藤航
9月8日に行われたブンデスリーガ第14節のヘルタ・ベルリン戦で相手選手とヘディングで競った際に頭部を強打し重度の脳震盪を起こす。
一時意識を失い、緊急搬送されたが、合併症もなくすでに退院している。
ただし、脳への影響を懸念し早期に復帰とはならない見通し。
・田中碧
10月29日のドイツ2部のキール戦で膝の靭帯を損傷。
12日に行われたカイザースラウテルン戦も欠場した。
日本代表に合流後はランニングができるまでに回復しているが、万全のコンディションに持っていけるかは微妙なところだろう。
・谷口彰悟
11月5日のJリーグ最終節のFC東京戦で鼻骨骨折。
手術後しばらくするとトレーニングを再開し、現在はフェイスガードを付けてプレーしている。
若干の痛みはあるものの、プレーにはそれほど支障はないとみられる。
・権田修一
9月の欧州遠征で背中を痛め、骨にヒビが入る怪我を負う。
復帰戦となった川崎フロンターレ戦でも同箇所を負傷したが、現在は回復しトレーニングをこなしている。
・三苫薫
10月14日のプレミアリーグ第11節ブレントフォード戦で痛めた右足首の状態は思わしくなく、痛み止めを飲んでプレーしている状態。
さらに体調不良により11月13日に行われた第16節アストンヴィラ戦も欠場している。
カタール入りの予定も延期され、日本代表への合流は数日後となりそうだ。
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