カタールW杯日本代表メンバー決定!大迫と古橋が選外で浅野と前田が選出された意味
Photo by Koji Watanabe/Getty Images
11月1日、カタールW杯に臨むサッカー日本代表(サムライブルー)26名が発表された。
4年前のW杯でエースを務めた大迫勇也が選出外となった。
代わりとなるFWには、膝の靭帯を痛め復帰に向けリハビリ中の浅野拓磨が選ばれる形となった。
大迫や古橋が選外で浅野と前田が選ばれた意味
今回発表されたカタールW杯日本代表メンバーを見ると、森保監督が狙うドイツ戦の戦い方が見えてくる。
4年前のW杯のエースであり、圧倒的なポストプレーが武器の大迫や古橋を外し、浅野や前田が選ばれたことがキーポイントだ。
おそらく、9月下旬に行われた欧州遠征のアメリカ戦の前半の戦い方をベースにする可能性が高い。
前田か浅野を1トップの先発で使い、前線から激しくプレッシングを行い、中盤とDFも連動してハイプレスを掛ける狙いだろう。
もう1人のFWである上田綺世は、後半途中の得点が欲しい場面で投入するのではないか。
確かに、アメリカ戦でのトップ下の鎌田と左サイドの久保、右サイドの伊東、そしてボランチの2人の連動性は素晴らしかった。
前田と浅野という世界でもトップクラスのスピードと持久力を持つ2人がいれば、短期決戦では十分であると言えるだろう。
南野も1トップ候補?
今大会は、これまでの23名よりも3名多い26名のメンバーを選出できることから、1トップ候補はもう1人くらいいても良いと感じた人もいるだろう。
しかし、森保監督の頭の中では、南野にその役割を与えようとしているのではないだろうか。
名古屋グランパスの相馬勇紀が選出されたことがその証拠だ。
このメンバーの場合、左サイドのメンバーがあまりにも多すぎる。
久保と三苫がスタメン候補であり、相馬もプレーできるとなると、南野は左サイドでの出番がない可能性が高い。
しかし、激しく消耗する1トップであれば、予選リーグ3試合プラス決勝トーナメントの中で出番があるかもしれない。
もしかしたらW杯本番で南野の1トップが見れる可能性もあるかもしれない。
11月17日に行われるカナダとの親善試合で森保監督の意図が明らかになるだろう。
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